GENCON参加記録 8月18日編
2012年8月30日 MTG海外遠征
8月18日(土)インディアナポリス晴れ
誕生日を迎えた自分には祝福の言葉もバースデーケーキも無い。あるのはGENCONイベントだけだ!
という事で今日は物販ブースで買い物と、コスプレイヤー撮影とナンパ?が主な行動だった。
物販ブースは初日からチェックしていたが、MTG相場的に本格的に値段が動いた日だった。
それと書き忘れてたけど、物販ブースが本当に広い。グランプリ会場1.5倍くらいの規模で全部がお店。
マジック専門店は10~14くらいだったけど、それぞれが離れていて会場の隅から隅まで移動しないと無い。
コスプレ専門店、MTGイラストレーターゾーン(色々と10人くらい来ていた)、各種ボードゲームの売り込み、ボードゲーム用の家具屋さん、HENTAIアニメの海賊版DVDショップetc…
そんな中でも大きな衝撃だったのが3つある。
1つ目は「ダイス専門店」の存在だった。
TRPGがメインのGENCONでは、サイコロが持つ意味合いは日本とはまるで違う。
TRPGのタイトル毎に合わせたサイコロを取り揃えるダイス専門店がいくつも軒を連ね、開店から閉店まで客足が途絶えることが無い。
その店構えはどれも独創的で美しく、大小さまざまなダイスが綺麗に陳列されているその姿は宝石商と言っても過言ではない。
サイコロ売って飯を食う。そんな夢のような商売がアメリカでは成立していた。
※画像1、2参照
2つ目はハイレベルなマネキンの存在。
マネキンというのは服を着せる人形ではなく、会社の製品を売るために展示会で商品説明をしたりお客さんとゲームプレイや交渉したりMCをしたりする人の事だ。
高級車の展示会などでは、セクシーな衣装を着たナイスバディなお姉さん達が自社製品のプロモーションをしたり、車の性能を説明する。
それをボードゲームで行っちゃうのがアメリカ人。
採算取れているのかは謎だけれど、ゲーム販売会社の女性社員やモデル会社からのスタッフを調達して、男性オタクの鼻の下を伸ばさせながら商品をアピールするという。
正直ゲームのルールよりそのめくれそうなギリギリ紐ブラとかの方がよっぽど気になる。彼女達の存在は会場のいたる所で散見された。
しかしカタンや1000ドルトーナメントが行われるような格式あるボードゲームの売り場にはセクシーなマネキンは居なかったので、ボードゲーム業界の新興企業が注目を集めるために仕掛けた広告戦略なのだろう。※画像3参照
それだけに売れないボードゲームも無数に存在し、定価40→30ドル→15ドル→5ドル→3個で10ドルのようにどんどん投売りもされた。
アメリカ資本主義を垣間見た。
最後は託児所の存在だ。
アメリカではオタク文化は世代間で受け継がれ、子供が居るからと言って、大人がこういうイベントから遠退いたりしない。
日本ではキモオタは結婚はおろかお付き合いすら出来ないという現象が起き、出産適齢期にマッチした結婚が少なく、オタク趣味が家族全体の趣味として成立するケースは稀だ。
そしてGENCONは参加するだけでも数十ドルの高いパスを要求される為、低所得者層が家族ぐるみで会場に居られるほど貧乏に優しくは無い。そこには入場料という資本主義ファクターがある。
しかし結婚して子どもが出来ても、オタク文化のイベントが乳幼児向けの託児所を用意することで、業界の先細り要因を一つ排除出来るし、親子が選ぶレジャーの選択肢の一つにゲームというものを用意できる。
さらに子供がある程度言葉が喋れるようになれば、幼稚園児~小学生向けのゲームを扱う会社(MayfairGamesなど)が将来のユーザーを囲い込むためのプレイングスペースを用意している。
振り返ってみて日本のコミケなどには託児所はあるのだろうか?
単なるエロ本の大流通イベントにとどまらず、次の世代を取り込む努力も業界として必要なのではないだろうか、等と考えさせられた。
食事を済ませMTGの買取に目を光らせていると、お目当てのカードの相場が下振れして来た。
終末に増えた来場者が資金調達の為に高額カードを売りに出しているせいだろう。
ほぼ全てのMTG取扱店と下限と思われる相場からさらに交渉を重ねて、期待以上の成果が引き出せた。
日本でもプレミアイベントでカードの売買が合法になれば良いのにと思ってしまう。
その合間にも素晴らしいコスプレイヤーの撮影と談話を混ぜつつ、物販終了時刻の午後6時からはTCGplayer.com主催の1000ドルトーナメントに参加する。
午後6時が開始のはずだったのだが159人もの参加者が集まってしまい、数多く開かれている他のサイドイベントとの兼ね合いで充分な席が確保出来るまで2時間ほどかかった。
開始は午後8時、予選ラウンドが終わるのが翌朝5~6時予定という狂気のイベントに成長した。
私の成績は1-2ドロップ。ベスト8の目が無くなるのならさっさと違う事に時間を使った方が有用だ。
デッキは昨日と同じなのに、1R・3Rでマリガン回数計10回という悲しみに包まれた。
マジックの成績はイマイチでもGENCONを最も楽しめた1日だった。
誕生日を迎えた自分には祝福の言葉もバースデーケーキも無い。あるのはGENCONイベントだけだ!
という事で今日は物販ブースで買い物と、コスプレイヤー撮影とナンパ?が主な行動だった。
物販ブースは初日からチェックしていたが、MTG相場的に本格的に値段が動いた日だった。
それと書き忘れてたけど、物販ブースが本当に広い。グランプリ会場1.5倍くらいの規模で全部がお店。
マジック専門店は10~14くらいだったけど、それぞれが離れていて会場の隅から隅まで移動しないと無い。
コスプレ専門店、MTGイラストレーターゾーン(色々と10人くらい来ていた)、各種ボードゲームの売り込み、ボードゲーム用の家具屋さん、HENTAIアニメの海賊版DVDショップetc…
そんな中でも大きな衝撃だったのが3つある。
1つ目は「ダイス専門店」の存在だった。
TRPGがメインのGENCONでは、サイコロが持つ意味合いは日本とはまるで違う。
TRPGのタイトル毎に合わせたサイコロを取り揃えるダイス専門店がいくつも軒を連ね、開店から閉店まで客足が途絶えることが無い。
その店構えはどれも独創的で美しく、大小さまざまなダイスが綺麗に陳列されているその姿は宝石商と言っても過言ではない。
サイコロ売って飯を食う。そんな夢のような商売がアメリカでは成立していた。
※画像1、2参照
2つ目はハイレベルなマネキンの存在。
マネキンというのは服を着せる人形ではなく、会社の製品を売るために展示会で商品説明をしたりお客さんとゲームプレイや交渉したりMCをしたりする人の事だ。
高級車の展示会などでは、セクシーな衣装を着たナイスバディなお姉さん達が自社製品のプロモーションをしたり、車の性能を説明する。
それをボードゲームで行っちゃうのがアメリカ人。
採算取れているのかは謎だけれど、ゲーム販売会社の女性社員やモデル会社からのスタッフを調達して、男性オタクの鼻の下を伸ばさせながら商品をアピールするという。
正直ゲームのルールよりそのめくれそうなギリギリ紐ブラとかの方がよっぽど気になる。彼女達の存在は会場のいたる所で散見された。
しかしカタンや1000ドルトーナメントが行われるような格式あるボードゲームの売り場にはセクシーなマネキンは居なかったので、ボードゲーム業界の新興企業が注目を集めるために仕掛けた広告戦略なのだろう。※画像3参照
それだけに売れないボードゲームも無数に存在し、定価40→30ドル→15ドル→5ドル→3個で10ドルのようにどんどん投売りもされた。
アメリカ資本主義を垣間見た。
最後は託児所の存在だ。
アメリカではオタク文化は世代間で受け継がれ、子供が居るからと言って、大人がこういうイベントから遠退いたりしない。
日本ではキモオタは結婚はおろかお付き合いすら出来ないという現象が起き、出産適齢期にマッチした結婚が少なく、オタク趣味が家族全体の趣味として成立するケースは稀だ。
そしてGENCONは参加するだけでも数十ドルの高いパスを要求される為、低所得者層が家族ぐるみで会場に居られるほど貧乏に優しくは無い。そこには入場料という資本主義ファクターがある。
しかし結婚して子どもが出来ても、オタク文化のイベントが乳幼児向けの託児所を用意することで、業界の先細り要因を一つ排除出来るし、親子が選ぶレジャーの選択肢の一つにゲームというものを用意できる。
さらに子供がある程度言葉が喋れるようになれば、幼稚園児~小学生向けのゲームを扱う会社(MayfairGamesなど)が将来のユーザーを囲い込むためのプレイングスペースを用意している。
振り返ってみて日本のコミケなどには託児所はあるのだろうか?
単なるエロ本の大流通イベントにとどまらず、次の世代を取り込む努力も業界として必要なのではないだろうか、等と考えさせられた。
食事を済ませMTGの買取に目を光らせていると、お目当てのカードの相場が下振れして来た。
終末に増えた来場者が資金調達の為に高額カードを売りに出しているせいだろう。
ほぼ全てのMTG取扱店と下限と思われる相場からさらに交渉を重ねて、期待以上の成果が引き出せた。
日本でもプレミアイベントでカードの売買が合法になれば良いのにと思ってしまう。
その合間にも素晴らしいコスプレイヤーの撮影と談話を混ぜつつ、物販終了時刻の午後6時からはTCGplayer.com主催の1000ドルトーナメントに参加する。
午後6時が開始のはずだったのだが159人もの参加者が集まってしまい、数多く開かれている他のサイドイベントとの兼ね合いで充分な席が確保出来るまで2時間ほどかかった。
開始は午後8時、予選ラウンドが終わるのが翌朝5~6時予定という狂気のイベントに成長した。
私の成績は1-2ドロップ。ベスト8の目が無くなるのならさっさと違う事に時間を使った方が有用だ。
デッキは昨日と同じなのに、1R・3Rでマリガン回数計10回という悲しみに包まれた。
マジックの成績はイマイチでもGENCONを最も楽しめた1日だった。
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