6月19日
札幌東京共にくもり。
しかし東京はとても蒸し暑い。羽田で待っている時間すらとても暑く感じる。
これから2週間日本食にはありつけないと考え、出国前に回転寿司とたこ焼きを食べる。
回転寿司では札幌にないこはだをヘビーローテーションして大満足。たこ焼きはどこで食べても失敗だなぁと思う。
3週間ほど前よりは円高になっていたおかげで両替手数料を込めても1ドル98円程度で替えることができた。これはうれしい。
帰ってくる時は円安に振り切ってくれたらもっと嬉しいし、あるいは旅先で素晴らしい買い物に出会えたらそれはさらに嬉しい。
6月19日はJAL職員ストライキの日。という事実を新千歳空港に着いてから突き付けられ、マジック絡みの旅運の無さに半泣きになるも、国際線には間に合う運航でおしっこ漏らすのはチビる程度で済んで良かった。三十路失禁はさすがに要介護としては早すぎる。

旅程は札幌~成田~ロサンゼルス~ラスベガスという3回乗り継ぎの安旅では標準的な航程だ。
安旅らしく、当然飛行機の移動はエコノミークラスで、ロサンゼルスまでの約10時間は機内のストレスと戦う事になる。
具体的なストレスはエコノミーらしく席が狭い事と、乳児や幼児が多い便に当たってしまったので常に赤子の泣き声を意識する所。
そうは言っても子供は泣くのが仕事だし、狭くて暗くてゴウゴウうるさい機内に、気圧変化で痛くなる耳となればギャン泣き連鎖も止む無し。
エコノミー席のストレス軽減のため、できる範囲で座席指定をする事にしている。通路より窓側、可能なら非常口座席を確保する事でファーストクラス並みの空間を手に入れる事が出来る。
非常口座席の唯一の欠点は非常時に客室乗務員の指示に従いながら、混乱する客を止めたり避難に協力する義務を負うところ。
しかし今まで生きてきて非常口を開けた経験は皆無だし、そんな経験をする場合、生存率は絶望なのでほぼノーリスクで素晴らしい席にありついている次第だ。
食事に関してはAmericanAirlineだが運航会社がJALなだけあって飲み物、食べ物はかなりいい。
空港で最後の日本食と諦めて寿司を食べたわけだが、機内で麦飯を使ったすき焼き丼が供され思わぬところでエクストラ日本食。
機内では一通りモダンマスターズのカードリストに目を通して「知らないカードを潰す」作業に没頭する。
隣の中国人の青年は二十五史という中国の歴史の教科書をひたすら読んでいて、内容は全部漢字なので当然読めない。
秦の始皇帝のページが出てきて「あ、これ知ってる」って思いながら横目で眺める。
日本の教科書と違って紙の質があまり良くなく、コンビニ雑誌のような質感のページをひたすら捲る青年を「ああ、中国3000年の歴史があると後に生まれた奴は覚える事多くて大変だよね。あれ?4000年だっけ?ともかく日本に生まれて良かった」とかそんなどうでも良いような事をぼんやり考えていた。
そんな中、最も素晴らしかったのはJALの客室乗務員のアンさん。今までアメリカの客室乗務員は女性兵士みたいなイカツイガタイばかりだったから今回のお姉さんにはひたすら感動した。
すらっとしてキュートなミラ・ジョヴォヴィッチそっくりな彼女は日本語も堪能で、可能な限りずっと眺めていたいほど整った顔立ちだった。
過去3回の渡米でもここまで惹かれた米国人女性は無い。映画とか主演しててもおかしくない。
もうここで今回の旅が終わりだったら良いのに、と思いながら彼女の事を眺めながらベーリング海峡とアラスカを渡ってアメリカの地へ降り立つのだった。

現地時間13時40分。ここはロサンゼルス国際空港。
今回入国から米国内線への乗り換えに用意した時間はおよそ4時間。
日本の空港利用の感覚からすると余りに長い乗り換え時間と感じるだろうが、ここはアメリカ。
まず入国審査が長蛇の列で、それを超えると今度は国内線のチェックインに人が並んでおり、さらに搭乗ゲート前の手荷物検査も列、列、列。
ロサンゼルスへの到着はほぼ定刻通りだったのだが、飛行機から降りるためのゲートを他の機体が占領しっぱなしで、1時間も滑走路で待たされる。
やはりというか何というか、アメリカの飛行機は遅れるのが当たり前のようだ。そして搭乗予定便の出発時刻も次々と変わる。
去年、乗り継ぎを失敗した経験が活きて、乗り継ぎに見積もった4時間があっという間に過ぎて行った。
今回は乗り継ぎ時間が2時間を切っている人へオレンジ色のスペシャルトランジットクーポンのようなものが発行されていた。
そんな良いものあるなら去年も発行しておいてくれよ、と愚痴っても仕方ない。
成田の待合所でワンカップで酔っていた白人のお兄ちゃんとここで別れ、目的のゲートでラスベガス行を待つ。
VeggieWrapという野菜とチーズを柔らかタコスで巻いた食べ物を口にしたが半分も食べられなかった。理由、なんか雑草みたいな味がするから。
老若男女、多種多様な人種が空港には居るけど、やはり韓国人中国人は明らかに醜い。
中国人顔の自分が言うのだから間違い無いんだけど、人種による劣等感は感じざるを得ない。
そんな性的魅力にあふれた白人様なんだけど、みんなこぞって足首とか手首とか二の腕にタトゥーを入れている。実にもったいない。
「猿」とか「忍者」とか残念過ぎる感覚の漢字を入れるのは止めるといいよ。
あこの空港はwi-fi有料で嬉しくない。ワシントンダレス空港を見習え。
あとトイレの紙が良いもの使ってて、柔らかくお尻に優しい。

30分程度の遅延でラスベガスのマッカラン国際空港に着く。
着いてすぐ、荷物を受け取る前より前にスロット台がお出ましである。
しかし空港がひたすらにめちゃくちゃデカいので、スロットが置いてある場所がこじんまりと見えてしまう。
ターミナル間は電車的なもので移動する。チェックインする場所、搭乗する場所、荷物を受け取る場所がとても離れていてちょっと不便。
ロサンゼルス国際空港ではターミナルが円環状になっていて、中心部に向かって少し曲がるくらい歩けば他のターミナルに行けたのになぁ。
ホテルまでは初めてヒスパニックじゃない、白人のおっちゃんドライバーのタクシーに乗った。
途中ストリップ劇場とかセブンイレブンとかampmとかがあって、日本に近い感じがした。
というか日本からの観光客が多いのか、ロサンゼルス国際空港には少しだけど日本語の表記があったし、案内係は片言の日本語使いよる。
ホテルの電子インフォメーションも日本語が用意されており、なんだか苦労は少なそう。
唯一の苦労は日本だとぼっちは気にもならないのに、こっちでは観光客に混ざってバフェィ(食べ放題)の列を待つ事を苦痛だと感じる。
30秒待ってみて息苦しくなったので夕食はサブウェイの適当サンドで済ました。
海外初日特有の軽いホームシックなのかも知れない。
午前一時を過ぎてもホテル前のライブホールから音楽が鳴りやまない。昼からずっとだ。
スロットなどは日本と違って音がとても静かだけれど、ライブ音楽は騒音のレベルで非常にうるさい。
けれど久しぶりに手足を伸ばして眠ることが出来て、3時間ほど深い眠りについた。

コメント

カズ
2013年6月26日23:59

>泣くのが仕事
泣いてるのを聞くとむしろほほえましく思う俺は多分病気(職業的な

>残念なタトゥー
見慣れないものはかっこよく映るものだよ。日本人が英語表記好きなのと一緒w

俗
2013年6月27日8:09

タトゥーしてると本当にクソビッチに見える不思議。
俗

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