フォートワースにて
フォートワースにて
フォートワースにて
朝食と言う名の家畜の餌を味見して街へ出る。
今日は会場方面には行かず、アップルストアに行く。
お目当てはipad miniの新しいやつを買う事だ。
セルラーモデルは家の近くのauでは回線契約無しに売ってもらえなかったので、SIMフリーのやつを海外で買おうと思っていた。

お店まではバスで行く。
フォートワースは田舎町の割りにはバスによる交通網が整っている。
バス停は独立して存在するものではなく、電柱に括り付けられている小さな標識がその目印だ。
そしてバス停には時刻表が無く、行先やどの停留所で停まるかといった情報も無い。
では何故バスに乗れたかと言うと、Google Map先生のおかげである。
乗る時は手を挙げて運転手にアピールし、日付が変わるまで有効の一日乗車券3.5ドルを買う。
この一日乗車券1枚でだいたい好きな観光名所へ行けるというのだから、1時間に1本という便が少ない事に目をつぶれば大変素晴らしい。ちなみに停車時刻も非常に正確だ。
中央のバスターミナルにあたるITC Intermodal Transportation Centerで乗り継いでおよそ30分、目的地のアップルストアに着いた。
店内はブラックフライデー、サイバーマンデーから続く熱気が溢れ、クリスマス商戦で大いに賑わっている。
入ってすぐに「こんちわ!どんなご用向きで?」と訊かれ「iPad miniが欲しいんだけど」と言いiPhoneをポケットから出すと、販売員は何を勘違いしたのか「日本人だよね?iPhoneのSIMロックを外すのは2番カウンターへどうぞ」と言われた。
いや、違うし。再びipadくれって言うと「ああ、ご購入で?あざーっす」って軽いノリでiPad担当を呼びつけた。
日本人=SIMロック外して君、という図式が店員の中に刷り込まれているくらいSIMロック解除の客が多いのだろう。
ああ、さっさと日本からSIMロックなんて無くなればいいのに。
iPad miniはwebだと出荷までに5~10日必要との事だったが、この店舗では在庫があってすぐに手に入った。
クリスマス商戦に向けて多めに在庫を確保しました、もう1つ2ついかがですか?なんてジョークだか本気だか判らない話をされた。
気になっていたセルラーモデルも通信業者との契約無しで簡単に買えた。
iPhone5s/16GBが$199。安いからちょっと心惹かれたけれど、自前の4sがまだまだ使えるから今回はパス。(追記:$199は米国の通信業者との契約が必要でした)
iPadの初期設定をジーニアスというスペシャリストスタッフが手伝ってくれるのかな?と期待していたらそれは無かった。
香港のアップルストアでは会計の後に初期設定を手伝ってくれて、無事設定が終わるとスタッフが全員で拍手してくれるサービスがあると聞いていただけに、クリスマス商戦のそっけない売りっぱなしが寂しく感じられた。

その後は店を出てサンドイッチ屋でサラダとツナサンドを頼む。
朝は酷いものだったので昼はちゃんとしたものを食べたい。
ツナサンドイッチとビーフパスタスープが出て来て、おっこれはアメリカ飯のわりに美味いぞ?と思いムシャムシャしてると店員がやって来て「ごめーん、間違えちゃった」と言って食べかけを回収し、別のツナサンドとサラダを置いていった。
残念なことに間違えていたさっきのツナサンドの方が美味しくて、正直間違ったままで良いからと思っても後の祭り。もっと食べておけば良かった。
食事の後はフォートワースの名物であるカウボーイ歴史館的な所に行こうと考えていると雨が降り出した。
まだ雨足は弱いものの気温が-1℃とあり、同じ日の札幌より寒いので、心が折れてホテルに帰った。
フォートワースのあるテキサス州はメキシコの隣なのに、こんなにも寒い。
2日前まで日中は14℃とかあったそうだから、地元の人も寒い寒いと凍えていた。
カードに触れないまま、1日が終わる。

写真1:アップルストアのスタッフ。制服の色はジーニアスは青で、平販売員は赤。
写真2:市街には至る所に空き物件が散見された。ダラスはともかくフォートワースという街はこれから先、過疎化の一方だろうと思う。
写真3:キラキラと眩しいアップルストア

コメント

俗

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索