My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その2
2014年3月15日 MTG海外遠征
木曜日
夜中に目が覚めたのもあり、朝9時半に本格的に起床。
宿の簡単な朝食を少しだけ摂って、洗濯と散髪を行い、昼前に観光に繰り出す。
ブエノスアイレス観光は幾つかあり、地区によって楽しむ内容が違うようだ。
観光1日目は歴史をテーマにCentro地区からRecoleta地区を廻る事にした。
その前に昼は評判のカフェでレモネードでも飲もうと向かったが見当たらない。
マッピングを間違えたか、店が閉店したか。こういう時にGPS地図を使えないのが不便である。
メトロで9 de Julio駅に向かって白い巨塔ことオベリスコを眺め、150年以上続く伝統あるカフェ・Cafe Tortoniを目指す。
昼時なので短い行列が出来ており、待つ事10分ほどで入店出来た。
長考の末、アイスコーヒーとステーキを頼む。
しかし今日も飯メタを外してしまった。
まさか付け合わせの一切無いステーキが出て来るなんて…。本当に肉だけ。
でもアルゼンチンは牛肉の国。めっちゃ美味しいステーキがコーヒー2杯のお値段で食べられるなんて、それはそれで幸せである。
食後はCafe Tortoniの前の5月通りを海側に向かい、5月広場、大統領府、大聖堂を散策した。
ここの5月広場は、チリのサンティアゴにある大統領府近辺と同じようなレイアウトで、広場の緑を中心に教会と大統領府が配置されている。
同じ南米で、山を挟んで隣同士だから似ているのだろうか?
大聖堂はサンティアゴのやつより綺麗で、絵画のタッチも写実的。床のモザイクタイルや天井壁画なども細かく技巧を凝らしてある。ステンドグラスの見た目もかなり良い。
大聖堂を出て5月広場では女性のデモイベントが行われていた。広場に敷き詰められたのは全て赤い靴。ハイヒール、ローヒール、サンダル、スニーカー、スリッパ、全てが赤い。スペイン語が速くて分からないけれど、女性の権利団体とかそういうやつだろうか。
それをやり過ごして明るいレンガ色の大統領府を眺めた後、メトロに乗ってRecoleta地区を目指す。
Callao駅で降りてからタクシーに乗ってふと気付く。
どこまで乗っても40円のメトロは安いが、初乗り110円のタクシーも随分に安い。
空港市内間のUS50$はぼったくりに感じるけれど、メトロの熱気を嫌ってタクシーを使っても距離の割に安上がりになる。これからはタクシーを積極的に使おう。
ここがレコレータ墓地だよと降ろされると、見た目は公園とハードロックカフェしかなくて焦る。
余談だけどハードロックカフェはH&M、サンドイッチのSubwayと並び、世界の観光地の至る所で散見される。もう何度見たか分からない。これにスタバとマックがプラスされて、どの観光地もあまりに同じ店舗ばかりなので「えーっと、ここはどこだっけ?」みたいな事になってしまう。冗談抜きで。
さて、ハードロックカフェを迂回すると公園が続き、物乞いや寄付をスルーしてやっとレコレータ墓地を見つけた。
ここは入場無料。ガイドを付けると有料だが、スペイン語で言われても日本語でお願いしますと言いたくなるのでさっさと一人で散策する。
墓と言っても小さいもので3m、大きいものだと6mくらいの高さがあり、ここに埋葬されるのは国を代表する偉人ばかりだ。
広さの規模は小さな村くらいはあり、見通しが悪く西陽が非常にキツイ中、遭難したらどうしようかと思うほどであった。
しばらくうろうろして分かったことがある。
この墓地で人々がすることは3つ。
1、写真を撮る。
2、恋人同士でちちくり合う。
3、エビータことエバ・ペロンの墓を探し迷う。
当然私も3で、広大な墓地の中を探し回った。
ようやく人集りを見つけると、そこがエビータの墓らしかった。
らしかったというのは、各国の観光客が集って「エビータどこ?ここ?あった、エビータだー!」と言い合うのをいろいろな言語で耳にしたからだ。
どれどれとひょっこりのぞいてみると、エビータの墓だけ献花されている。しかしそれは造花であった。
シンボルの赤いカーネーションまで造花であったかは分からない。
墓地では今にも動き出しそうな石像たちにずっと囲まれていたので、気味が悪くなり一周するとさっさと退散した。
午後6時過ぎ、夕食を摂りにレストラン街を通ると「ランチどう?ランチ!」と言われ愕然とする。いつまでランチなんだよ、と思わず笑った。この国は本当に食事が遅いなぁ。
ステーキ屋に入り、今度こそはメタを間違わずにサラダを付ける。
肉は色々迷ったが日本では見たことがないTボーンステーキを選び、ヒレ肉の方は残さず食べ、サーロインの方は多過ぎで余った。
アルゼンチンで食べる牛ヒレ肉はとても美味しい。
赤身の味はさっぱりしているのに、パサパサじゃなく柔らかい。
肉そのものの味がしっかりあるし、焼き方が上手いのか、外はカリっと中は肉汁じゅわっと。
日本の板前さんが魚捌いてお造りすると味が全然違うように、牛肉を焼く事に人生かけているシェフが居るのだろう。
ただお国柄なのか店内のハエを気にしないのが困る。衛生的に不安だと思いつつも選ぶ焼き具合はミディアムレア。肉汁が美味いし仕方ない。
次は内臓や脳などのモツ系も挑戦したい。血のソーセージ(チョリソ)のグリルも美味い(確信)
今日だけ3店くらいカフェに入ったけど、どこも飲み物が激甘だった。
頼むから水とレモンだけ持って来てよとお願いしても、砂糖抜きはメニューに無いので(^_^)とレモネードからレモン水への変更は認められず涙を飲んだ。せめてもの抵抗で底に沈殿する砂糖は混ぜずに上澄みだけを飲む。
満腹になり、朝食用に水とエンパナーダというひき肉入りパンを買って宿に戻る。
一日中歩いて足が痛い。
GPブエノスアイレスから第2シーズンが始まる。
ゆっくり明日に備えよう。
画像:30℃近くの気温なのに道端でチーズとソーセージが売られている。怖くて買わない。誰が買うのだろうか…。
画像:Cafe Tortoniの内装。吹き抜けのような高さの天井に、絵画やステンドグラスが数多くある。長年の歴史。
画像:レコレータ墓地。町のように見えるけど、見える建物全てがお墓。
夜中に目が覚めたのもあり、朝9時半に本格的に起床。
宿の簡単な朝食を少しだけ摂って、洗濯と散髪を行い、昼前に観光に繰り出す。
ブエノスアイレス観光は幾つかあり、地区によって楽しむ内容が違うようだ。
観光1日目は歴史をテーマにCentro地区からRecoleta地区を廻る事にした。
その前に昼は評判のカフェでレモネードでも飲もうと向かったが見当たらない。
マッピングを間違えたか、店が閉店したか。こういう時にGPS地図を使えないのが不便である。
メトロで9 de Julio駅に向かって白い巨塔ことオベリスコを眺め、150年以上続く伝統あるカフェ・Cafe Tortoniを目指す。
昼時なので短い行列が出来ており、待つ事10分ほどで入店出来た。
長考の末、アイスコーヒーとステーキを頼む。
しかし今日も飯メタを外してしまった。
まさか付け合わせの一切無いステーキが出て来るなんて…。本当に肉だけ。
でもアルゼンチンは牛肉の国。めっちゃ美味しいステーキがコーヒー2杯のお値段で食べられるなんて、それはそれで幸せである。
食後はCafe Tortoniの前の5月通りを海側に向かい、5月広場、大統領府、大聖堂を散策した。
ここの5月広場は、チリのサンティアゴにある大統領府近辺と同じようなレイアウトで、広場の緑を中心に教会と大統領府が配置されている。
同じ南米で、山を挟んで隣同士だから似ているのだろうか?
大聖堂はサンティアゴのやつより綺麗で、絵画のタッチも写実的。床のモザイクタイルや天井壁画なども細かく技巧を凝らしてある。ステンドグラスの見た目もかなり良い。
大聖堂を出て5月広場では女性のデモイベントが行われていた。広場に敷き詰められたのは全て赤い靴。ハイヒール、ローヒール、サンダル、スニーカー、スリッパ、全てが赤い。スペイン語が速くて分からないけれど、女性の権利団体とかそういうやつだろうか。
それをやり過ごして明るいレンガ色の大統領府を眺めた後、メトロに乗ってRecoleta地区を目指す。
Callao駅で降りてからタクシーに乗ってふと気付く。
どこまで乗っても40円のメトロは安いが、初乗り110円のタクシーも随分に安い。
空港市内間のUS50$はぼったくりに感じるけれど、メトロの熱気を嫌ってタクシーを使っても距離の割に安上がりになる。これからはタクシーを積極的に使おう。
ここがレコレータ墓地だよと降ろされると、見た目は公園とハードロックカフェしかなくて焦る。
余談だけどハードロックカフェはH&M、サンドイッチのSubwayと並び、世界の観光地の至る所で散見される。もう何度見たか分からない。これにスタバとマックがプラスされて、どの観光地もあまりに同じ店舗ばかりなので「えーっと、ここはどこだっけ?」みたいな事になってしまう。冗談抜きで。
さて、ハードロックカフェを迂回すると公園が続き、物乞いや寄付をスルーしてやっとレコレータ墓地を見つけた。
ここは入場無料。ガイドを付けると有料だが、スペイン語で言われても日本語でお願いしますと言いたくなるのでさっさと一人で散策する。
墓と言っても小さいもので3m、大きいものだと6mくらいの高さがあり、ここに埋葬されるのは国を代表する偉人ばかりだ。
広さの規模は小さな村くらいはあり、見通しが悪く西陽が非常にキツイ中、遭難したらどうしようかと思うほどであった。
しばらくうろうろして分かったことがある。
この墓地で人々がすることは3つ。
1、写真を撮る。
2、恋人同士でちちくり合う。
3、エビータことエバ・ペロンの墓を探し迷う。
当然私も3で、広大な墓地の中を探し回った。
ようやく人集りを見つけると、そこがエビータの墓らしかった。
らしかったというのは、各国の観光客が集って「エビータどこ?ここ?あった、エビータだー!」と言い合うのをいろいろな言語で耳にしたからだ。
どれどれとひょっこりのぞいてみると、エビータの墓だけ献花されている。しかしそれは造花であった。
シンボルの赤いカーネーションまで造花であったかは分からない。
墓地では今にも動き出しそうな石像たちにずっと囲まれていたので、気味が悪くなり一周するとさっさと退散した。
午後6時過ぎ、夕食を摂りにレストラン街を通ると「ランチどう?ランチ!」と言われ愕然とする。いつまでランチなんだよ、と思わず笑った。この国は本当に食事が遅いなぁ。
ステーキ屋に入り、今度こそはメタを間違わずにサラダを付ける。
肉は色々迷ったが日本では見たことがないTボーンステーキを選び、ヒレ肉の方は残さず食べ、サーロインの方は多過ぎで余った。
アルゼンチンで食べる牛ヒレ肉はとても美味しい。
赤身の味はさっぱりしているのに、パサパサじゃなく柔らかい。
肉そのものの味がしっかりあるし、焼き方が上手いのか、外はカリっと中は肉汁じゅわっと。
日本の板前さんが魚捌いてお造りすると味が全然違うように、牛肉を焼く事に人生かけているシェフが居るのだろう。
ただお国柄なのか店内のハエを気にしないのが困る。衛生的に不安だと思いつつも選ぶ焼き具合はミディアムレア。肉汁が美味いし仕方ない。
次は内臓や脳などのモツ系も挑戦したい。血のソーセージ(チョリソ)のグリルも美味い(確信)
今日だけ3店くらいカフェに入ったけど、どこも飲み物が激甘だった。
頼むから水とレモンだけ持って来てよとお願いしても、砂糖抜きはメニューに無いので(^_^)とレモネードからレモン水への変更は認められず涙を飲んだ。せめてもの抵抗で底に沈殿する砂糖は混ぜずに上澄みだけを飲む。
満腹になり、朝食用に水とエンパナーダというひき肉入りパンを買って宿に戻る。
一日中歩いて足が痛い。
GPブエノスアイレスから第2シーズンが始まる。
ゆっくり明日に備えよう。
画像:30℃近くの気温なのに道端でチーズとソーセージが売られている。怖くて買わない。誰が買うのだろうか…。
画像:Cafe Tortoniの内装。吹き抜けのような高さの天井に、絵画やステンドグラスが数多くある。長年の歴史。
画像:レコレータ墓地。町のように見えるけど、見える建物全てがお墓。
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