GP台北 台湾2日目
2014年8月3日 MTG海外遠征
7月24日 木曜日 曇り
昼ごろまで寝てから、夕方に五月女さんとホテルで合流するまでの間、市内をぶらぶら観光する事にする。
まずホテルの周りを適当に歩き、素食と書いてあった庶民の定食屋っぽい店でブランチ。
結び昆布を生姜と少しの唐辛子で煮てあるお惣菜が上手く、あっさりした味わいなので大変満足だった。
タピオカミルクティーを飲みながらメトロに向かうと、漢口街二段や武昌街二段あたりは大変賑わった若者街であり、ひらがなカタカナの日本語も非常に多い。日本語ですら通じる。
アニメイトがあったり、吉野家があったりと、もう完全に日本だなぁと思いながらメトロ西門駅へ。
マレーシアと同じようにここの国の切符もICチップ付きのコイン式で、購入が容易であった。運賃は大人で約60円~。
西門駅から1つ隣の龍山寺駅で降り、龍山商場の人混みをかき分けて北に1分歩くと龍山寺に着く。
龍山寺では多くの観光客の他に地元の人も多く、ぶっとい線香に火を点けて6~7か所の神様仏様を順に拝んでいく様式だった。
案内をしていたお爺さんが日本語ペラペラで、右往左往していた若い女性に日本語で説明していた。
当初、私はこの手の案内は最後に「じゃあガイド料300元ね」とか言われそうだなーと思って静観していたけれど、結局そのお爺さんは若い女性ばかりにお参りの仕方を教えるただのスケベだと言う事が判明し、危なくなったら助けようかと思っていたけれど正直どうでも良くなった。
しかし一通り見学が終わった後、またも先ほどのガイドを受けていた若い女性に会ったため、「ガイド料せがまれなくて良かったね」と言ったら何と彼女は日本語を解さない。彼女は韓国人だったのだ。
つまり彼女も最初は親切過ぎるお爺さんを疑っていて、自分は日本人だと嘘をついたため、日本語でガイド説明をされてほぼ良く分からなかったようだった。
台湾では老いも若きも日本語を解する率が高いので、日本語でガチの会話が成立してしまう。このようにうっかり日本語が分からないのに日本人だと言ってしまうと面倒な事になるのだった。
さて、地元の人にも愛される龍山寺だが、左の一番奥には子孫繁栄の神様が祀ってある。
無事な子供の出産や、子の健やかな成長を願う母親が熱心にお参りしている。
ちょっとびっくりしたのは涙を流しながらお祈りする若い女性が数名いた事。
不妊に悩んでいたり、愛する彼との子を宿しながらも不倫関係の為にこれからの事を神にお願いしに来ていたりと、生々しい人生の岐路が垣間見れた。
旅の先では観光でキリスト系の教会に行くことが良くある。
21世紀のここ台湾でも信仰心は全く衰えておらず、寧ろ賑わいやおびただしいお供え物を前にすると、人は不確かな何かに祈らずにはいられないのだろうかと思う。
午後3時ごろには外の気温は33度を超え、体中の毛穴という穴から汗が噴き出る。
もはや普通に使っていてもiPadの全画面がべしょべしょになってしまうため、涼む目的で地下の龍山夜市を覗き、その後は歩きで若者街を眺めながらホテルへ帰った。
久しぶりにチリから来た五月女さんと合流し、しばらく近況を語る。
そうこうしているうちに午後6時ごろになったので、市内中心部へ夕食を食べに行くことになった。
この日の夕食は鼎泰豊(ディンタイフォン)の小籠包を初めとした点心がメイン。
鼎泰豊の本店へ行くと20分待ちですと言われ、待っている間にオーダーシートにチェックを入れる。
あっという間に我々の待ち番になり、狭い階段を上り3階の席へ通された。
鼎泰豊の点心は台北のなかでもかなり高価な部類に入る。
ビールと点心をたらふく食べ飲みしておよそ5000円ちょっと。
日本人感覚からすると「まぁ普通じゃん」という感じだが、台湾人の感覚からするとかなり高い。
確かに美味しいんだけど、高いし待ち時間が長いから美味い点心食べるなら鼎泰豊に拘らなくても良いよねっていうのが地元台北人チェン君のアドバイス。
だけど僕らは観光客だから1度は食べてみたいんだよね。
その甲斐あってか、鼎泰豊の点心はどれも美味しい味で、北京や香港で食べた点心と比べると全体的に油分があっさりしている印象。
黒酢もフルーティーな感じの物を使っているからキツくないし、飽きが来ない。
点心の生まれは台湾ではないけれど、第二次世界大戦後からムーブメントになった台湾点心は大陸の点心より、今日では見た目も味も進化しているように思う。
ちなみに鼎泰豊の本店(信義店)は金曜~日曜の食事時ともなると2時間以上待つこともあると言う。週末に行くならば平日に行くか、信義店以外に行く方が良いだろう。
尚、信義店の入口でお客にオーダー用紙を配って回収している女性定員さんは、みんなかわいい。日本語もペラペラ。
満腹になった我々は台湾のランドマークである台北101という高いタワーに行った。
地上から見上げる台北101は綺麗だったが、世界の他のランドマークタワーを見まくったせいで、これは正直ショボく見えた。
しかも台湾101はタワーに上るのにプライオリティパス込で5000円くらいかかると言われた気がする。
普通に昇っても2時間待って2500円もかかるため、二人して「これは無ーわ…」とこぼし、踵を返した。
先ほどの鼎泰豊本店の道路2本南に思慕昔(スムージー)というマンゴーのかき氷屋さんがある。
そこへ戻り、台湾の暑い夜の暑気払いとばかりにマンゴーのかき氷を食べた。
ちなみにここのマンゴーのかき氷、サイズが小さなバケツ1杯分くらいあるので、安易に1人1杯を頼むと完食からほど遠い惨状のまま店を出る事になる。
味は非常に美味しいのだけれど、量が狂ったような盛りなので、注文の際にはよくよく注意されたし。
ホテルに帰ると飼っている猫が出て来てお出迎えしてくれた。
この猫は頭と足先としっぽの先だけ毛が残っており、胴体は五分刈りのような長さに毛が刈られている。非常に痛々しい。飼い主に聞くと「暑いからこれで涼しいだろうと思って」と言う。
ホテルの中はいつもクーラーが効いていて寒いくらいなのに、刈られてしまっていた。かわいそうに。
猫のあくびにつられ、我々も眠くなり就寝する。
画像1:龍山寺の風景。お香がモクモクしてて煙たい。
画像2:鼎泰豊の蟹味噌入り小籠包。今見てもよだれ出るくらい美味い。
画像3:思慕昔のマンゴーかき氷。氷だけのかき氷と蜜入りのかき氷が交互に折り重なっていて、ゴロっとしたマンゴー果肉とマンゴーアイスが乗っている。さらにマンゴーペーストのソースと練乳が掛けられている。1人で完食はかなり大変。
昼ごろまで寝てから、夕方に五月女さんとホテルで合流するまでの間、市内をぶらぶら観光する事にする。
まずホテルの周りを適当に歩き、素食と書いてあった庶民の定食屋っぽい店でブランチ。
結び昆布を生姜と少しの唐辛子で煮てあるお惣菜が上手く、あっさりした味わいなので大変満足だった。
タピオカミルクティーを飲みながらメトロに向かうと、漢口街二段や武昌街二段あたりは大変賑わった若者街であり、ひらがなカタカナの日本語も非常に多い。日本語ですら通じる。
アニメイトがあったり、吉野家があったりと、もう完全に日本だなぁと思いながらメトロ西門駅へ。
マレーシアと同じようにここの国の切符もICチップ付きのコイン式で、購入が容易であった。運賃は大人で約60円~。
西門駅から1つ隣の龍山寺駅で降り、龍山商場の人混みをかき分けて北に1分歩くと龍山寺に着く。
龍山寺では多くの観光客の他に地元の人も多く、ぶっとい線香に火を点けて6~7か所の神様仏様を順に拝んでいく様式だった。
案内をしていたお爺さんが日本語ペラペラで、右往左往していた若い女性に日本語で説明していた。
当初、私はこの手の案内は最後に「じゃあガイド料300元ね」とか言われそうだなーと思って静観していたけれど、結局そのお爺さんは若い女性ばかりにお参りの仕方を教えるただのスケベだと言う事が判明し、危なくなったら助けようかと思っていたけれど正直どうでも良くなった。
しかし一通り見学が終わった後、またも先ほどのガイドを受けていた若い女性に会ったため、「ガイド料せがまれなくて良かったね」と言ったら何と彼女は日本語を解さない。彼女は韓国人だったのだ。
つまり彼女も最初は親切過ぎるお爺さんを疑っていて、自分は日本人だと嘘をついたため、日本語でガイド説明をされてほぼ良く分からなかったようだった。
台湾では老いも若きも日本語を解する率が高いので、日本語でガチの会話が成立してしまう。このようにうっかり日本語が分からないのに日本人だと言ってしまうと面倒な事になるのだった。
さて、地元の人にも愛される龍山寺だが、左の一番奥には子孫繁栄の神様が祀ってある。
無事な子供の出産や、子の健やかな成長を願う母親が熱心にお参りしている。
ちょっとびっくりしたのは涙を流しながらお祈りする若い女性が数名いた事。
不妊に悩んでいたり、愛する彼との子を宿しながらも不倫関係の為にこれからの事を神にお願いしに来ていたりと、生々しい人生の岐路が垣間見れた。
旅の先では観光でキリスト系の教会に行くことが良くある。
21世紀のここ台湾でも信仰心は全く衰えておらず、寧ろ賑わいやおびただしいお供え物を前にすると、人は不確かな何かに祈らずにはいられないのだろうかと思う。
午後3時ごろには外の気温は33度を超え、体中の毛穴という穴から汗が噴き出る。
もはや普通に使っていてもiPadの全画面がべしょべしょになってしまうため、涼む目的で地下の龍山夜市を覗き、その後は歩きで若者街を眺めながらホテルへ帰った。
久しぶりにチリから来た五月女さんと合流し、しばらく近況を語る。
そうこうしているうちに午後6時ごろになったので、市内中心部へ夕食を食べに行くことになった。
この日の夕食は鼎泰豊(ディンタイフォン)の小籠包を初めとした点心がメイン。
鼎泰豊の本店へ行くと20分待ちですと言われ、待っている間にオーダーシートにチェックを入れる。
あっという間に我々の待ち番になり、狭い階段を上り3階の席へ通された。
鼎泰豊の点心は台北のなかでもかなり高価な部類に入る。
ビールと点心をたらふく食べ飲みしておよそ5000円ちょっと。
日本人感覚からすると「まぁ普通じゃん」という感じだが、台湾人の感覚からするとかなり高い。
確かに美味しいんだけど、高いし待ち時間が長いから美味い点心食べるなら鼎泰豊に拘らなくても良いよねっていうのが地元台北人チェン君のアドバイス。
だけど僕らは観光客だから1度は食べてみたいんだよね。
その甲斐あってか、鼎泰豊の点心はどれも美味しい味で、北京や香港で食べた点心と比べると全体的に油分があっさりしている印象。
黒酢もフルーティーな感じの物を使っているからキツくないし、飽きが来ない。
点心の生まれは台湾ではないけれど、第二次世界大戦後からムーブメントになった台湾点心は大陸の点心より、今日では見た目も味も進化しているように思う。
ちなみに鼎泰豊の本店(信義店)は金曜~日曜の食事時ともなると2時間以上待つこともあると言う。週末に行くならば平日に行くか、信義店以外に行く方が良いだろう。
尚、信義店の入口でお客にオーダー用紙を配って回収している女性定員さんは、みんなかわいい。日本語もペラペラ。
満腹になった我々は台湾のランドマークである台北101という高いタワーに行った。
地上から見上げる台北101は綺麗だったが、世界の他のランドマークタワーを見まくったせいで、これは正直ショボく見えた。
しかも台湾101はタワーに上るのにプライオリティパス込で5000円くらいかかると言われた気がする。
普通に昇っても2時間待って2500円もかかるため、二人して「これは無ーわ…」とこぼし、踵を返した。
先ほどの鼎泰豊本店の道路2本南に思慕昔(スムージー)というマンゴーのかき氷屋さんがある。
そこへ戻り、台湾の暑い夜の暑気払いとばかりにマンゴーのかき氷を食べた。
ちなみにここのマンゴーのかき氷、サイズが小さなバケツ1杯分くらいあるので、安易に1人1杯を頼むと完食からほど遠い惨状のまま店を出る事になる。
味は非常に美味しいのだけれど、量が狂ったような盛りなので、注文の際にはよくよく注意されたし。
ホテルに帰ると飼っている猫が出て来てお出迎えしてくれた。
この猫は頭と足先としっぽの先だけ毛が残っており、胴体は五分刈りのような長さに毛が刈られている。非常に痛々しい。飼い主に聞くと「暑いからこれで涼しいだろうと思って」と言う。
ホテルの中はいつもクーラーが効いていて寒いくらいなのに、刈られてしまっていた。かわいそうに。
猫のあくびにつられ、我々も眠くなり就寝する。
画像1:龍山寺の風景。お香がモクモクしてて煙たい。
画像2:鼎泰豊の蟹味噌入り小籠包。今見てもよだれ出るくらい美味い。
画像3:思慕昔のマンゴーかき氷。氷だけのかき氷と蜜入りのかき氷が交互に折り重なっていて、ゴロっとしたマンゴー果肉とマンゴーアイスが乗っている。さらにマンゴーペーストのソースと練乳が掛けられている。1人で完食はかなり大変。
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