GP台北 本戦1日目
GP台北 本戦1日目
GP台北 本戦1日目
7月26日 土曜 曇り・雨

以前にも書いたが、今回の部屋はホテルのロビーに隣接している。
そのため金曜の夜では深夜のチェックイン客や談笑が絶える事無く、朝までやかましたかった。
具体的には中国本土から来る中国人のうるさい事うるさい事。
自分たちの部屋のドアを開けて騒ぐのとか本気でやめて欲しい。
そういうの勘弁って言ったら、ジュースを紙コップに注がれて「まぁこっち来て皆で喋ろうぜ」とか言い出す始末。
結局一睡も出来ないままGP本戦の朝を迎えた。

本戦のデッキは写真の通り。
緑黒ダメランがプールにあるのに、入れ忘れるという構築ミスをした。
ちなみに朝食はホテル近くで売っていた餃子。

1~3R 不戦勝
4R 白赤 ×◯× こっちはマリガン後、相手の1→2→3→4→ピンポンパンを2回食らって負け。
5R 赤緑黒 ○◯
6R 白緑@Nam Sung-Wook ×× 初手から土地増えず死亡×2 ツイてない
7R 白青(サイド後白赤) ○◯
8R 白黒 ○×◯
9R 緑白 ×◯-

最後の9Rは因縁のラウンド。
IDしても2日目には残れるだろうけど、GP初日のIDは負けに等しいので対戦。
ラウンドが始まって5分後、相手の白人のおっちゃんがジャッジにカードテキストを聞きたいとの事でジャッジコール。
席を離れてジャッジと会話し、戻って来た時に「君はゲームロスだってさ」と言い出す。
当然「え?」となり「何で?」と言ったら「さぁ?」との返答。
ジャッジを呼ぼうと顔を上げると、先ほどのジャッジが2mほど離れて盤面を見ていて小さく頷いている。
ジャッジを呼びながら盤面の土地を手札と合わせて片づけようとした瞬間、ジャッジが首を傾げたので危うく投了の意思表示は免れたが、対戦相手が焦って「ジョークだよジョーク^^;」と言い出す始末。
皆、真剣にやっているGPの初日最終ラウンドでこの口三味線とは…かなりイラついた。そのアメリカンジョークは全然笑えない。
1本目は私の事故で15分ほどで終ってしまった。
2本目は初手に2枚の平地と《守護天使アヴァシン》。相手のデッキには飛行が1枚も見ていないし、垂直落下も見ていない。コイツが通れば勝てる。
そう思っていたけれど、引けども引けども土地は沼。
相手はマナエルフからどんどん回って行き、《放浪の吟遊詩人、イーサーン》が降臨。
除去とバットリとブロックを慎重に進めると、こちらのプレイが遅いとジャッジを呼ばれる。
しかしジャッジ監視下でも私はジャッジにプレイを急かされないが、対戦相手がジャッジに私のプレイを急かすようしきりに言って来る。気が散って仕方ない。精神攻撃やり得か。
なぜ急がせない?と対戦相手は怒っているが、こちらの手札には初手から《守護天使アヴァシン》が居て、3枚目の平地を今か今かと待っている。
それらが機能し出すと生物がほぼ緑単色の相手には逆転勝ちとなるため、こちらとしては迅速にだが慎重にならざるを得ない。
こちらの手札の除去枚数とも相まって、私がブロックに時間を割くのはある意味当たり前と言える盤面に、ジャッジも相手からの急かすコールを無視し出すようになって行った。
相手の場には《放浪の吟遊詩人、イーサーン》から《カロニアのツイングローブ》まで淀みなく展開され、盤面の打点は50点も越えるような一方的なものになった。
しかし私の《守護天使アヴァシン》が間に合い、4度の攻撃で相手のライフを奪い切ると、残り時間は1分を切っていた。
クソッと悪態を吐く彼。Fワードでは無いが、紳士的とはとても言えない。ついつい私も舌打ちしてしまった。

引き分けは誰しも望むものでは無い。
だが勝てる目があればそれに沿って全力でプレイするのは当然の事だ。
我々はプレイ後もかなり険悪なムードで別れたが、初日最終リザルトが掲示され、初日通過の知らせを見るやいなや、彼は私に「大人げなかった。済まなかった」と謝って来た。
「ああ、分かっているよ。でもこちらには初手から《守護天使アヴァシン》と複数の除去があったんだ。問題はいつ3枚目の平地を引くかだった。結局それはかなり長くなったけど。ジャッジもそれを見ていて、私が2~3秒で即決出来る状態じゃないって知っていた。だから標準的な時間を使うのは普通だと判断したのさ」と言った。
「なるほど」と彼は言い、明日もお互い頑張ろうと言って握手で一日を終えられた。
GPではどのような雰囲気になろうとも、必ず、絶対に相手とのスタックのやり取りを疎かにしてはいけない。
如何に相手が笑えないジョークを挟んで来ても、それはゲームの結果には何ら寄与しないものだから、ジョークには付き合わなくていい。
しかし優先権の保持とパスについては絶対に細かく反応して意思表示すべきだ。
呪文がプレイされた時、口にすべきはokでは無く、まずはwaitなのだ。

さて、私の実力では初日を抜けられるか怪しいプールだったが、今回も2日目に残った。
M15のシールドの練習は25回くらいやっていたけれど、ドラフトは全くやれていない。
ドラフトをやっている人の勝ったデッキにはある程度目を通していたけれど、明日が初ピックだ。

昨夜は全く眠れなかったので眠かったが、やはり食事はすべきだろうと昼食は粽とグァバ(果物)を食べた。
グァバは熟れていなくて固く、ハズレを引いてしまったようで全て食べられなかった。
夕食はGPの帰り道、台北で一番大きい士林夜市という夜市に寄って食事をした。
ここの夜市は地上に雑貨、地下に食品がある。
地下に入るとまずは牛肉そぼろご飯、豚の血を固めた豆腐スープ、海老オムレツを食べた。しかし特に美味しいというわけでも無く、何でも食べる五月女さんですら豚の血豆腐スープは残していた。正直これはハズレだ。
続いて海老せんべい、胡椒餅、肉まん、海老春巻きの甘酢あんかけ、タロイモタピオカミルクティーをつまんだ。小さな海老を海苔や葱と合わせ、板状に伸ばして揚げてある海老せんべいは最高で、これは日本でも売れると思う。
ちなみにこれらの食べ物を美味しそうに書いてはいるのだが、ここの夜市にも当然臭豆腐があるので、3軒おきぐらいにあの激臭と戦うはめになる。
要は慣れだが、慣れるまでには時間が必要だろう。
食後はデザートにと、またもアップルマンゴーを平らげた。やはりこれは非常に美味い。
手と口の周りをベトベトにして貪った。
ちなみにまことさんお勧めのフルーツはwax appleという、甘さ控えめで梨のような触感のみずみずしい果物だそうだ。
夜市で試食させてもらったが、なるほどこれも中々いい。清涼感がある。
士林夜市と寧夏路夜市では後者の方が食べ物の充実度が高い。価格も味も寧夏路夜市の方が優れている印象を受けた。

満腹と睡眠不足が重なり、最高にうるさいロビーの中国語談笑も無視して、泥のように眠った。


画像1:シールドデッキ。R9G2では3枚目の平地=11枚目の土地というハードラック。
画像2:海老春巻きの甘酢あんかけ。美味い。
画像3:士林夜市の地下食品屋台。当然ここも臭豆腐くさい。

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