GPサンティアゴ2014 月曜と帰国日
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月曜
昼前に起きて熱いシャワーで目を覚ます。
今日は港町パルパライソの観光だ。

サンティアゴ市内から2時間4000ペソ800円のバスで目的地へ。
パルパライソに着くと日差しが強い。
サンティアゴ市内は空気が悪く、太陽の光も若干弱まるが、山から風の吹くパルパライソでは刺すような日光が眩しい。
港町らしく多くの坂があるが、ここに砂浜は無い。
バス停向かいの国会議事堂を眺め、海岸沿いにずっと端まで探索する。
銅鉱山のあるチリらしく、金属屋がある。
貴金属だけでなく、銅とか鉄とかの安い金属もを買い取るようで、その辺りは臭くてとても空気が悪かった。
行きたかったケーブルカーに登ろうすると現在故障中の張り紙があり、山の頂上からの眺めは見れなかった。
しかし山肌に連なる色とりどりの家を見上げるだけで、何も無いけれどパルパライソに来て良かったなと思える風景だった。
行ったこと無いけどモナコとか、カラフル小樽なんて単語が頭に浮かんだ。

帰る前には駅で、エンパナーダと鳥の胸肉を胡椒とレモンで煮たやつを買って食べた。
エンパナーダはブエノスアイレスで食べたやつの方が美味かったなぁと思う。鳥肉は塩が効き過ぎだけど、この濃さがチリの普通だったというのを思い出させてくれた。

そして帰り、出発前になんとバスが故障した。
他のバスで行くので降りてくださいとアナウンスがあり、降りようとすると、バス会社の従業員7名が手でバスを押し出して移動させた。
その最中にエンジンが掛かり、じゃあこのまま行くか!って雰囲気で出発進行。
本当に大丈夫だろうか?
アンデス山脈でエンストして孤立するとかは嫌すぎる。
しかしその心配も杞憂に終わり、かなり時間は要したものの無事にサンティアゴ市内まで戻って来られた。

夕食はレストラン激戦区に行き、Liguriaという店でラムの煮込みとブルーチーズサラダ、豚の血と挽き肉入りの揚げエンパナーダを食べた。
どれも非常に美味しい味だ。去年行った海鮮市場のレストランなんかと比べものにならない。
店内は音楽がやかましく、ブエノスアイレスの老舗カフェを小さくしたようなノスタルジー溢れる造りだ。
老舗カフェと比べて天井が低いのは、地震が多いせいで建物の高さ制限があるからだろう。

翌日にはこの店の近くの野菜料理専門El Huertoにも行き、そちらも非常に美味しいものだった。
一年前はチリに美味しい物はほとんど無いなんて思っていたけれど、こうしてガイドブックや観光サイトには載ってない現地人の情報でレストランに行くと、とっても美味しい食事に巡り会えた。
やはり持つべきものは友人で、何にも替え難い幸福を感じる。
幸福に包まれたまま帰国の途についた。


画像1:パルパライソ名物の落書き。人を不安にさせるような不気味な絵も多い。
画像2:丘に昇るケーブルカー線路。何箇所かあるがあいにくここは故障中。
画像3:El Huerto(エル ウエルト)の野菜料理。ナスとズッキーニのグリルテリーヌ、マッシュルームオムレツ、豆腐と南瓜のベジカレー2種など。特に焼き梨とイチジク入りバルサミコソースのサラダが絶品で、死ぬまでには絶対作って食べる。

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