GPブエノスアイレス 2015 その3
GPブエノスアイレス 2015 その3
GPブエノスアイレス 2015 その3
6月25日(木)
水曜深夜には五月女さん、たいぞー君、ラミネスが宿に到着した。
寝ぼけ眼でラミネスに初めましてと挨拶して、一同すぐに就寝する。
木曜の昼にはGPチリ2013チャンプのナバス君も合流して街へ出かける。

みんなとりあえずまずは両替したいという事で、昨日も行ったマイアミ通りに向かう。
何名かに聞いて良さそうな呼び込みに付いて行ったら、過去最大級の厳重なセキュリティーの場所に連れて行かれた。
狭い螺旋階段を上がり、小さな部屋に入るとそこには数名の男たちがいた。
その中でも中心にいる男が暗い室内なのにレイバンサングラスで、花柄の派手なシャツ、ジャケットの内ポケットに右手を入れたままだ。今日は晴れなのに左手は意味ありげに傘を握っている。どんな仕掛け傘だよ…それ…。
全員で入ろうとすると「一人づつ入れ」と言われる。
これは…ヤバい。完全にマフィアとかそれ系のアレだ。
脳内の危険アラームが鳴りまくったので、いや止めよう帰ろう場所を変えようと皆に提案すると、呼び込み役から「…わかった。全員入れ」と許可が下りた。
ドキドキしながら待つと、次々に客が入ってくる。
私たちの番になり慎重に両替を済ませると、先ほどのレイバン男がゆっくりと動き出した。
心拍は最高潮に達し、誰しもが最悪の想像をした瞬間、彼はついにジャケットから右手を出す。
その手には黒い、黒い、…黒い?財布が。
おい!お前も両替待ちの客かよ!と全員で突っ込んでしまった。

両替の後は街を散策する。
街角で売っているナッツに砂糖を絡めて熱したお菓子「マニコンフィタード」というものを買ってポリポリ食べる。
30分くらい散策して、ベジタリアンのラミネスと雑食の我々が共に食べられる店を探した結果、そこそこ歴史のあるピザ屋で昼食を食べる事に。
内装に歴史は感じるものの店内は綺麗で、何より給仕のおじさん達がしっかりしている。
ダラダラとせず、南米にしては珍しくキビキビ働く。こういう店は当たりが多い。
バカみたいにデカいピザとミラネサ(アルゼンチン風とんかつ)が出て来たが味は良かった。

お腹がいっぱいになった我々は観光名所であるパレルモ地区の南にある日本庭園に向かった。
パレルモへはタクシーを所望したが、他メンバーの要望により地下鉄に。
相変わらず地下鉄は安かったが、去年と比べて少し値上がりしていた。
そして地下鉄は満員であり、非常に暑い。
目的地まで8駅、汗だくになりながら耐えた。
これを踏まえて他メンバーも「もう地下鉄はいいや」という感想を持ってくれたようだ。
夕食もほどほどに早めの就寝とした。
一日中歩き回った事、両替所で命の危険を感じた事で、思った以上に疲れがあった。
体内時計も現地時間に合致しておらず、無理せず休んだ。

画像1:ミラネサ。とんかつの上にオリーブ、トマト、ポテトフライが乗る。トマトベースのソースやチーズをのせたり、店によって様々。
画像2:地下鉄駅の風景。人の心を不安定にさせる絵が多いのは南米共通。
画像3:カフェやレストランが多い街の一角。映画館やショーの舞台も。

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