GPブエノスアイレス 2015 その7
2015年7月10日 MTG海外遠征
6月29日(月)晴れ
この日はお土産探しと観光の日だ。
マテ茶とか珍しいものを探しに行ったが、メインになったのは観光だった。
まず美術館に行く。MALBA美術館ではラテンアートをたっぷりと鑑賞出来て、目がチカチカしてしまった。
それから国立美術館にも行ったが、あいにくここは改修中とのことで入場出来ず。
次いで昼飯は適当な店に入り、適当なメニューから選んだ。ブエノスアイレスのレストランはどこも美味いな!という謎の合意が出来上がり、気が抜けていた。
Wokと書いてある鶏肉の炒め物は美味しくなくて、もう絶対に頼まない。給仕も遅かったし、酷い店だった。
まずいランチに2時間以上もかかったが、夕暮れ時には五月女さんとたいぞー君のリクエストで本屋へ寄った。
南米では工業製品がどれも高く、その中でも本は非常に高価なものだ。
製紙技術と出版形態と流通の関係で、どの本も非常に高くなっている。
ハードカバーの本はどれも300~600アルゼンチンペソ(約3千~6千円)くらいで売っていて、文庫本なども100アルゼンチンペソ(1000円)を切ることは無い。
それでも尚、税の関係でアルゼンチンの本は安いと隣国から買い求める人が来るほどだ。
日本の物価からするとあり得ないのだが、五月女さんやたいぞー君も地元チリのお土産には本を買っていた。
ちなみにこの本屋「El Ateneo」は元劇場だった場所を居抜きで使ったオシャレな店で本屋界ではちょっとした有名店だ。
本屋マニアなら一度は行ってみたいと思ったり、ローカル志向の観光コースに取り入れられるポイントである。
そのせいなのか店内には韓国人のグループが観光で訪れていて、彼らは大きな声で叫んだりフラッシュ撮影をしたりとやりたい放題だった。
せっかくの良い雰囲気が台無しで、地元の一般客から「黄色い猿は迷惑だな」という視線を向けられてしまった。
違うんです、僕らは彼らとは…と言っても見分けなんか付くはずも無く、こんな所でも中韓は…と感じずには居られなかった。
この記事を読んでくれた人に言いたいのは、観光に行く際にはどれだけ興奮しても、どうかその場所に適した態度で振舞って欲しいという事。
自分を含め、人がレッテルを張るのは仕方のない事だから、せめて良いレッテルで張ってもらおう。
一旦宿に戻ると、悲しいことがあった。
我々の荷物が開けられていて、ラミネスと私が荷物と現金の一部を抜き取られていたのだ。
犯人は疑いようもなく清掃人だ。
五月女さんが金曜に戻ってきた時に、鞄のナンバーが変わっていた事を思い出した事ではっきりした。
掃除の度に鍵番号を調べられ、特定されていたせいで、たった1度鞄に現金をしまったタイミングで抜かれてしまった。
フロントと清掃人は労働階級が違うので、苦情を入れたところで戻っては来ない。
今後の勉強料として受け入れるしかなかった。
この夜はアドリアンに教えて貰った最高の店「Cabaña Las Lilas」に行った。
ラミネスは連日の外食疲れで食事を受け付けないと部屋に戻ったので、五月女さんとたいぞー君と私の3人で行く。
ディケ川を見渡す夜景という絶好のロケーション、1つのテーブルに複数のギャルソンが給仕のタイミングをしっかり把握し、ワインも肉もパンもチーズも素晴らしかった。
やはり給仕のレベルが味の目安になるのだろうか。
食べたい牛ヒレは無かったけれど、肉の管理と焼き加減は最高で、気分もお値段も最高だった。
気軽に行ける範囲にあると通ってしまうので、日本に無くて良かった。
6月30日(火)晴れ
帰国日。夜まではパレルモ地区へ探索へ行く。
オシャレオシャレと聞いていたパレルモ地区は服屋ばかりで興味をそそる雑貨屋などは少なかった。
たまに雑貨屋を見かけてはメイドインチャイナとかUSAにがっかりし、値札を見ると二重にがっかりするを繰り返した。
昼から原因不明の刺すような腹痛に悩まされる。恐らく水に当たったのだろう。
日本以外ではボトリングしてある水だからと言って、新鮮で衛生であるとは限らないのだ。
この日はあまり美味しい食事には出会えなかった。
お土産のマテ茶を鞄に詰め込むと10㎏を優に超えてしまい、「これは税関で違法な葉っぱを疑われそうな量だな」と言うと、ラミネスはゲラゲラ笑っていた。
夕方ごろ空港に向かおうとすると、ひどい交通渋滞に遭遇した。
この日は夜からアルゼンチン代表戦が行われ、それとは別に学生デモが大通りで行われていた。
タクシーでLEON社のバスセンターに向かおうと思っていたけれど、交通止めと大渋滞のポイントを2度も通過しないと行けないため、そのまま空港に向かう事にした。
10ドルをケチるより空港までの安全を優先させた判断は正解だったようで、6-1で勝利したアルゼンチン代表の試合を空港で眺めていると市内は酷い事になっていたようだった。
大興奮のブエノスアイレスを背に飛行機はアルゼンチンを飛び立った。
画像1:本屋「El Ateneo」はそこにいるだけで楽しい。地下は児童書のコーナー。
画像2:美術館の地下にも本屋があって、とてもオシャレ。
画像3:Cabaña Las Lilasのスターター。一人80ペソ(約800円)なんだけど、茄子のマリネが美味すぎて無限に食える。
この日はお土産探しと観光の日だ。
マテ茶とか珍しいものを探しに行ったが、メインになったのは観光だった。
まず美術館に行く。MALBA美術館ではラテンアートをたっぷりと鑑賞出来て、目がチカチカしてしまった。
それから国立美術館にも行ったが、あいにくここは改修中とのことで入場出来ず。
次いで昼飯は適当な店に入り、適当なメニューから選んだ。ブエノスアイレスのレストランはどこも美味いな!という謎の合意が出来上がり、気が抜けていた。
Wokと書いてある鶏肉の炒め物は美味しくなくて、もう絶対に頼まない。給仕も遅かったし、酷い店だった。
まずいランチに2時間以上もかかったが、夕暮れ時には五月女さんとたいぞー君のリクエストで本屋へ寄った。
南米では工業製品がどれも高く、その中でも本は非常に高価なものだ。
製紙技術と出版形態と流通の関係で、どの本も非常に高くなっている。
ハードカバーの本はどれも300~600アルゼンチンペソ(約3千~6千円)くらいで売っていて、文庫本なども100アルゼンチンペソ(1000円)を切ることは無い。
それでも尚、税の関係でアルゼンチンの本は安いと隣国から買い求める人が来るほどだ。
日本の物価からするとあり得ないのだが、五月女さんやたいぞー君も地元チリのお土産には本を買っていた。
ちなみにこの本屋「El Ateneo」は元劇場だった場所を居抜きで使ったオシャレな店で本屋界ではちょっとした有名店だ。
本屋マニアなら一度は行ってみたいと思ったり、ローカル志向の観光コースに取り入れられるポイントである。
そのせいなのか店内には韓国人のグループが観光で訪れていて、彼らは大きな声で叫んだりフラッシュ撮影をしたりとやりたい放題だった。
せっかくの良い雰囲気が台無しで、地元の一般客から「黄色い猿は迷惑だな」という視線を向けられてしまった。
違うんです、僕らは彼らとは…と言っても見分けなんか付くはずも無く、こんな所でも中韓は…と感じずには居られなかった。
この記事を読んでくれた人に言いたいのは、観光に行く際にはどれだけ興奮しても、どうかその場所に適した態度で振舞って欲しいという事。
自分を含め、人がレッテルを張るのは仕方のない事だから、せめて良いレッテルで張ってもらおう。
一旦宿に戻ると、悲しいことがあった。
我々の荷物が開けられていて、ラミネスと私が荷物と現金の一部を抜き取られていたのだ。
犯人は疑いようもなく清掃人だ。
五月女さんが金曜に戻ってきた時に、鞄のナンバーが変わっていた事を思い出した事ではっきりした。
掃除の度に鍵番号を調べられ、特定されていたせいで、たった1度鞄に現金をしまったタイミングで抜かれてしまった。
フロントと清掃人は労働階級が違うので、苦情を入れたところで戻っては来ない。
今後の勉強料として受け入れるしかなかった。
この夜はアドリアンに教えて貰った最高の店「Cabaña Las Lilas」に行った。
ラミネスは連日の外食疲れで食事を受け付けないと部屋に戻ったので、五月女さんとたいぞー君と私の3人で行く。
ディケ川を見渡す夜景という絶好のロケーション、1つのテーブルに複数のギャルソンが給仕のタイミングをしっかり把握し、ワインも肉もパンもチーズも素晴らしかった。
やはり給仕のレベルが味の目安になるのだろうか。
食べたい牛ヒレは無かったけれど、肉の管理と焼き加減は最高で、気分もお値段も最高だった。
気軽に行ける範囲にあると通ってしまうので、日本に無くて良かった。
6月30日(火)晴れ
帰国日。夜まではパレルモ地区へ探索へ行く。
オシャレオシャレと聞いていたパレルモ地区は服屋ばかりで興味をそそる雑貨屋などは少なかった。
たまに雑貨屋を見かけてはメイドインチャイナとかUSAにがっかりし、値札を見ると二重にがっかりするを繰り返した。
昼から原因不明の刺すような腹痛に悩まされる。恐らく水に当たったのだろう。
日本以外ではボトリングしてある水だからと言って、新鮮で衛生であるとは限らないのだ。
この日はあまり美味しい食事には出会えなかった。
お土産のマテ茶を鞄に詰め込むと10㎏を優に超えてしまい、「これは税関で違法な葉っぱを疑われそうな量だな」と言うと、ラミネスはゲラゲラ笑っていた。
夕方ごろ空港に向かおうとすると、ひどい交通渋滞に遭遇した。
この日は夜からアルゼンチン代表戦が行われ、それとは別に学生デモが大通りで行われていた。
タクシーでLEON社のバスセンターに向かおうと思っていたけれど、交通止めと大渋滞のポイントを2度も通過しないと行けないため、そのまま空港に向かう事にした。
10ドルをケチるより空港までの安全を優先させた判断は正解だったようで、6-1で勝利したアルゼンチン代表の試合を空港で眺めていると市内は酷い事になっていたようだった。
大興奮のブエノスアイレスを背に飛行機はアルゼンチンを飛び立った。
画像1:本屋「El Ateneo」はそこにいるだけで楽しい。地下は児童書のコーナー。
画像2:美術館の地下にも本屋があって、とてもオシャレ。
画像3:Cabaña Las Lilasのスターター。一人80ペソ(約800円)なんだけど、茄子のマリネが美味すぎて無限に食える。
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