GPサンティアゴ~マドリードの旅 2015 その6
GPサンティアゴ~マドリードの旅 2015 その6
GPサンティアゴ~マドリードの旅 2015 その6
9月4日金曜
昼前に起きると荷物が無い。
そうだった、飛行機会社に紛失されたんだった。
オンライン上でのデータではいまだ不明。
このままではくさいので、街へ下着類を買いに出かけた。
カタルーニャ広場からランブラ・デ・カタルーニャという通りにかけて多くの服屋や雑貨屋が集まっていると聞いて、そこへ向かう。
するとあるわあるわ、高級ブランド服の大通りだった。

ひぇぇ、こんなのに用は無いよ、私が袖を通して良いのは1枚1000円までのダサTシャツだけだよーなんて思いながら、広場からどんどん遠くまで行った。
ディアゴナル通りで行き止まりになり、目当てのものは全く一つも買えなかった事に絶望して、そこらの軽食屋で食事をしながらウエイトレスに服屋の事を訊いた。
ウエイター・ウエイトレスはどの国でもそれほど高い給料を貰っていないので、彼らが服を買う場所と言えば庶民的=今の自分が最も求めるもの!という算段だ。
すると帰ってきた返答は「私はZARAで買うわ」
えっ?我が耳を疑った。
そんな高級ブランドに用はないんです。というかもしかしてこの下町っぽい軽食屋は実は高級料亭で、お会計は物凄いのかしら?
だからそんなお高いお洋服を買えるのですか?ならばとんだわからん殺しです。
しかしお会計はたらふく食ったのに10ユーロ。まぁ普通だ。
聞けばこっちのZARAはまぁ安い。20~30ユーロでそこそこの服が買えるとの事。
そうか~と思い、戻ってみるとまぁ日本よりかなりお手頃。
そして日本の常識とは違うのでは?と考え、女性下着の店に突入してみた。
ブラやショーツをかき分け奥に進むと(いえ触ってませんよ?)、なんと男性用下着のコーナーがあった。ようやく見つけた。
つまりここではGAPやユニクロみたいな形態の店が少なく、下着は下着屋で買う、というものだった。
下着の他にも安い旅行鞄にもあたりを付け、このまま本当に鞄が見つからなかった場合はここで買って行くプランも立てた。

夕食は15年前にプロツアーバルセロナでお世話になったPollo Ricoという店に来た。
店のつくりは記憶と違っていたけれど、この店の紙ナプキンを持って帰っていたので今でもアクセス出来た。インターネットは素晴らしい。
今回は前に食べられなかったウサギ肉のローストを食べる。
肉の弾力がしっかりしているのに獣臭さはあまりない。脂身もそれほどしつこく無く、クセが無い。プリッとした鶏胸肉のようで、実にいい。
それからお店の看板メニュー、鶏のローストを食べ、皿一杯の小イカのから揚げでワインを空けた。
最後はデザートの代わりにバレンシアオレンジの生絞りジュースを頂いて〆。15年前と同じく美味しかった。
これで22ユーロだから結構お得。
誰かと行くともっと色々な種類を食べられるのになぁ。

帰りも地下鉄に乗り、最寄りの地下鉄駅を降りて歩いているとマジックショップを発見した。
日本の漫画のスペイン語版を数多く取り揃え、ボードゲームが主流の店だったが、なかなかに面白かった。
FNMはブードラだよ、と言われたがもう9月だったのと酔っていた事で、いや今日は帰りますと伝えた。
スタン現行パックは3つで10ユーロ。なかなか良心的だった。

9月5日土曜
昼前に起きて昨日のLiseu駅周辺、ランブラス通りとランブラ・デ・カタルーニャという通りを散策する。
まずJamon Experienceという生ハム博物館に行った。
20ユーロで20分くらいの館内を一周して、それから生ハム6種&ワインの試食。
これがちゃんと6種類すべてが違う風味で、若いやつ、2年熟成させたやつ、ナッツの香り、燻製の香りなどいろいろな風味が楽しめた。

次に目の前のサンジョセップ市場をふらふら見て回る。
肉屋、魚屋、八百屋、バル、ナッツ屋、オリーヴ屋、食べるものなら何でも様々にある。
中でも中央の魚屋コーナーは活気があり、ぼやぼやしていると洗い物の水を被ってしまうほど賑やかだ。
多くの店に魅了されたが、夕食のためにここはセーブする必要があり我慢した。

それからガウディの建築、カサ・バトリョを見学した。
見学料は20ユーロくらいだが、ここは綺麗だし午後になると光が入ってステンドグラスが素晴らしいので寄って正解だと思う。
とにかく採光が突き詰められており、もっとじっくり堪能したかった。
カサ・バトリョの次は4ブロック先のカサ・ミラの見学に移る。
こちらの屋上ではジャズ演奏がされていて、晴れの空からオレンジ色の夕焼けに移る時間が何とも幻想的だった。
屋根裏部屋では異なった高さのアーチ状の張が建物の強度を上げるらしく、なんとも珍妙な部屋が多かった。
ここは今でも当時の賃貸価格のまま一般住人が住んでいる部屋があるそうだが、観光客の通りでうるさいので自分なら御免こうむりたい。
カッコいいし、素晴らしいんだけど、それが環境音として体が慣れるまでかなりかかりそうだ。

夜は地元の人が行くローカルバルにあたりを付けていたので向かうと、なんと閉店していた。
聞くと土日は結構休みになる店が多いらしい。リサーチ不足だ。
仕方ないのでお目当ての近くのエリアでタパスを出す店に入り、アーティチョークのフライやイカのグリルなんかを食べた。
なかなかイケるが少し油が重たい。
明日は落ち着いた食事が良いと思う。

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