GPサンティアゴ~マドリードの旅 2015 その7
GPサンティアゴ~マドリードの旅 2015 その7
GPサンティアゴ~マドリードの旅 2015 その7
9月6日日曜
朝から起きてピカソ美術館に行く。
ピカソ美術館は第一日曜と各日曜の午後3時から入場無料で、私も無料にあやかろうと思った。
館内には多くの展示品があり、高校の時にキュビズムの構成と鑑賞方法を教わったのを思い出しながら鑑賞した。
しかしやはりピカソはあまり感動が無い。
モディリアーニのように魅了されないし、ゴッホのように圧倒されたりもしない。
唯一「化学と慈悲」という絵だけは個人的な体験から心に刺さるものがあったが、長くは直視出来なかった。

ピカソ美術館を出ると体調が悪い事に気が付く。
昨日あまり寝付けなかったし、喉も痛い。
薬局に入り、喉の薬を下さいと言うと、ヴィックスドロップが出て来た。
日本のヴィックスドロップと違い、最低でも5時間は開けるように。1日3つまでと念を押された。
味も形状もかなり違うし、恐らく有効成分も日本のそれとは違うと思われる。
ちゃんとした薬なんだなと思い、ゆっくり舐めながらシウタデリャ公園のベンチで日向ぼっこを楽しんだ。

それからチョコレート博物館に行って、ホットチョコとクロワッサンをいただき、チョコレートの造形物を見て楽しんだ。
これは新千歳空港にあるロイズのチョコレート工場見学の方が楽しいかな、と思う。
全然似てないメッシやアナ雪のチョコ人形なんかが展示してあった。
ホットチョコはドロっとしていて濃厚そうなのに、後味はスッとキレがあって美味だった。

ホステルに帰ると荷物が見つかったよという知らせを受けた。
お金で買えないものが詰まっている荷物なだけに、見つかって本当に良かった。
明日には受け取れるだろうとの事だ。

9月7日月曜
朝からサクラダファミリアの観光に向かった。
メトロで向かい、地上に上がると人、人、人の嵐だ。
ジャガイモでも洗っているのかというくらいの混み具合で、チケットも現場では買えず、時間指定でオンライン購入をしないとダメになった。
15年前の時はここまで混んでいなかったし、塔に登るにも階段が狭いからキツキツなくらいで時間指定なんてものは無かった。
当時の感覚のまま向かうと門前払いを食らい、冷や水を浴びせられたような気持ちになった。
そして冷静になって調べてみると、グエル公園や大聖堂なんかも入場時間指定のツアー解説だったりで、自分のペースでのんびり鑑賞出来ないようになってしまっている。
カサ・バトリョやカサ・ミラに入場時間の指定は無かっただけに、こんな「ところてん」みたいに押し出されながら鑑賞するなんてまっぴら御免だ。

どこかのんびり見れるものは無いものかと探すと、小さなダリ美術館が市内にあるのでそこに行くことにした。
ダリについては殆ど何も知らない。チュッパチャプスのロゴのデザインした人、くらいの認識だ。
館内にはダリ特有の奇妙奇天烈な絵画や写真、彫刻などがあった。
性器をデフォルメしたものも多く、見ていてちょっと恥ずかしい。
館内は撮影OKで、ダリ自身も自分や自分の作品をどんどん写真に収めてもらって宣伝していたのだろう。

宿に戻ると数日ぶりに鞄と対面出来た。
内容物に変化は無いが、なんと鞄の角が割れてしまっている。
補償請求をせねばなるまい。
(後日談:補償請求は上手くいかなかった)

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