My MTG Great Journey GP名古屋 その2
2014年4月17日 MTG海外遠征 コメント (2)
木曜日
今日は朝から心機一転、たっぷりと名古屋観光を堪能するつもりだ。
昼前に名古屋城、そこから熱田神宮へ行きおみくじを引き、あつた蓬莱軒で鰻三昧といった予定である。
北海道の初夏を思わせる20度近い気温の中、名古屋城へ歩いて向かう。
名古屋城に近づくほどに桜の数が増えて行き、次第に辺りが華やいで来た。
今が満開の桜たちは、吹き抜ける春の風に惜し気もなく薄紅色の花びらを預け、涼しさが訪れる度に美しい情景が広がる。
広大な名古屋城敷地に着くと、桜並木が観光客を迎え入れてくれる。
まずは敷地内にある名古屋能楽堂に入ると、それまで知らなかった能と狂言について知ることが出来た。
能の美しい舞は気の遠くなるような多くの習練に裏打ちされているし、狂言はコメディーの祖だと言える。
美しさに魅せられ、クスリと笑わされる。教科書では分からない、そんな伝統芸能であった。
もしあなたが能と狂言について全く知らないなら、この名古屋能楽堂は非常にお勧めの観光ポイントである。
次に名古屋城のあちこちをたっぷりと3時間は見学して歩き回った。
名古屋城と満開の桜の組み合わせはどこを撮っても絵になるし、新しく復元された本丸御殿は木の香りが立ち込め、虎の黄金襖が豪奢な雰囲気を湛えている。
城下町の暮らしぶりや築城に使われた技術など、ふんだんに展示されているため、全部見ると目が疲れてしまうほどだ。
最長の見学コースを回った後は地下鉄名城線で熱田神宮へ向った。
非常に疲れたのでどこか喫茶店に入りたかったが、神宮西駅で降りてから熱田神宮へ向かう道の途中には喫茶店が無かったので、境内まで足を伸ばしようやく喫茶店へ入った。
二十数年ぶりにメロンフロートを飲み、童心に戻って参拝するとおみくじは中吉。
良いのか悪いのか良く分からないけれど、とりあえず広い境内を歩き回ると、こころの小径という木々に囲まれた道に出た。
夕暮れ時の木漏れ日が心地よく、この道をぐるっと一周する神宮へと戻って来た。
この熱田神宮は日本武尊(やまとたけるのみこと)が、蛮族に野焼き火責めで襲われた時に草を刈って助かったという逸話があり、その時に使われた草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が祀られている神社であるそうな。
熱田神宮宝物館もあることだし、三種の神器と言われるその草薙の剣が観られるものとばかりに思っていたが、そうではなかった。
よくよく考えれば、日本最大級の宝物が一般公開されるなんて神社や寺の秘匿性質からしてあるはず無いし、隠されるからこそ敬われたり神秘なものと扱われたりするものだ。
草薙神剣は1900年も昔の事なので、現存していれば鉄だろうが青銅だろうが腐食でボロボロだろう。
そんな事を考えながらあつた蓬莱軒の本店まで歩き、開店を待つ。
あつた蓬莱軒はひつまぶしの元祖であるらしく、常に行列が出来るという事だったので、夜開店の30分前から並んだが結局開店まで私以外の客は来なかった。
肝焼きは柔らかく、色は濃いがそれはタレの色で、焦がしの無い良い焼き上がりだった。
ひつまぶしはやはり素晴らしく、そのまま、薬味と、お出汁をかけてと言う事無しだった。
そして興味本位で丼も頼んだが、これは焼がひつまぶしと同じだったので表面が固過ぎ、身はふっくらさが足りない。
つまりあの外がカリっとした焼き方はひつまぶしの時にのみ良さが発揮され、重や丼だと最高に美味い焼き方では無いのだ。
細かく切らず、大きなままだと焼でこんなにも味が違う。
しかし鰻には大変満足して、ホテルに戻った。
画像:名古屋能楽堂。入場無料。
画像:桜と名古屋城。とても綺麗。
画像:あつた蓬莱軒のひつまぶし。店員は気が利かないけど味は美味い。
今日は朝から心機一転、たっぷりと名古屋観光を堪能するつもりだ。
昼前に名古屋城、そこから熱田神宮へ行きおみくじを引き、あつた蓬莱軒で鰻三昧といった予定である。
北海道の初夏を思わせる20度近い気温の中、名古屋城へ歩いて向かう。
名古屋城に近づくほどに桜の数が増えて行き、次第に辺りが華やいで来た。
今が満開の桜たちは、吹き抜ける春の風に惜し気もなく薄紅色の花びらを預け、涼しさが訪れる度に美しい情景が広がる。
広大な名古屋城敷地に着くと、桜並木が観光客を迎え入れてくれる。
まずは敷地内にある名古屋能楽堂に入ると、それまで知らなかった能と狂言について知ることが出来た。
能の美しい舞は気の遠くなるような多くの習練に裏打ちされているし、狂言はコメディーの祖だと言える。
美しさに魅せられ、クスリと笑わされる。教科書では分からない、そんな伝統芸能であった。
もしあなたが能と狂言について全く知らないなら、この名古屋能楽堂は非常にお勧めの観光ポイントである。
次に名古屋城のあちこちをたっぷりと3時間は見学して歩き回った。
名古屋城と満開の桜の組み合わせはどこを撮っても絵になるし、新しく復元された本丸御殿は木の香りが立ち込め、虎の黄金襖が豪奢な雰囲気を湛えている。
城下町の暮らしぶりや築城に使われた技術など、ふんだんに展示されているため、全部見ると目が疲れてしまうほどだ。
最長の見学コースを回った後は地下鉄名城線で熱田神宮へ向った。
非常に疲れたのでどこか喫茶店に入りたかったが、神宮西駅で降りてから熱田神宮へ向かう道の途中には喫茶店が無かったので、境内まで足を伸ばしようやく喫茶店へ入った。
二十数年ぶりにメロンフロートを飲み、童心に戻って参拝するとおみくじは中吉。
良いのか悪いのか良く分からないけれど、とりあえず広い境内を歩き回ると、こころの小径という木々に囲まれた道に出た。
夕暮れ時の木漏れ日が心地よく、この道をぐるっと一周する神宮へと戻って来た。
この熱田神宮は日本武尊(やまとたけるのみこと)が、蛮族に野焼き火責めで襲われた時に草を刈って助かったという逸話があり、その時に使われた草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が祀られている神社であるそうな。
熱田神宮宝物館もあることだし、三種の神器と言われるその草薙の剣が観られるものとばかりに思っていたが、そうではなかった。
よくよく考えれば、日本最大級の宝物が一般公開されるなんて神社や寺の秘匿性質からしてあるはず無いし、隠されるからこそ敬われたり神秘なものと扱われたりするものだ。
草薙神剣は1900年も昔の事なので、現存していれば鉄だろうが青銅だろうが腐食でボロボロだろう。
そんな事を考えながらあつた蓬莱軒の本店まで歩き、開店を待つ。
あつた蓬莱軒はひつまぶしの元祖であるらしく、常に行列が出来るという事だったので、夜開店の30分前から並んだが結局開店まで私以外の客は来なかった。
肝焼きは柔らかく、色は濃いがそれはタレの色で、焦がしの無い良い焼き上がりだった。
ひつまぶしはやはり素晴らしく、そのまま、薬味と、お出汁をかけてと言う事無しだった。
そして興味本位で丼も頼んだが、これは焼がひつまぶしと同じだったので表面が固過ぎ、身はふっくらさが足りない。
つまりあの外がカリっとした焼き方はひつまぶしの時にのみ良さが発揮され、重や丼だと最高に美味い焼き方では無いのだ。
細かく切らず、大きなままだと焼でこんなにも味が違う。
しかし鰻には大変満足して、ホテルに戻った。
画像:名古屋能楽堂。入場無料。
画像:桜と名古屋城。とても綺麗。
画像:あつた蓬莱軒のひつまぶし。店員は気が利かないけど味は美味い。
コメント
詩人かっ!
ウェヒヒ