GP神戸も終わり、皆さまお疲れ様でした。
ちょっと遅い感もありますが、今月3日に長野県南松本で行われたマジックチャレンジイベントVol.5について触れておきます。

会場のはま屋松本店さんは、信州まつもと空港から車でおよそ20分の南松本駅から近い所にあります。
はま屋オーナーの金川さんから「なーんにも無い所ですよ（笑）」と聞いていましたが、緑豊かで空気が美味しい地域がいくつもあります。
秋だったので思ったより肌寒い気候でしたが、紅葉が美しく、思わぬ紅葉狩りとなりました。
イベント前日はウィザーズの格内さん金子さんと明日の打ち合わせをし、夜は馬肉料理に舌鼓です。
北海道は馬の産地でありながら、あまり馬肉を食べる文化が無いですね～、なんて話しながら夜は更けていきました。

イベント当日の朝、いい天気に恵まれて松本城へ記念撮影をしに行きました。
朝も早いのにちらほらと観光客の姿があり、結構な名所です。
時間が無かったので外堀から眺めるだけでしたが、松本城は手入れや清掃がとても行き届いていて、自分の美しいお城ランキングでもかなり上位に入ります。
春や秋などの四季の移ろいの時期だとその良さがより実感出来るかもしれませんね。

お店に着くと開場の準備が始まります。
この日のイベントは3人変則チーム戦。
どう変則かと言うと、ラウンドの開始前に○×クイズが出され、チームで回答して正解すると最終成績にポイントがプラスされるというもの。
我々スタッフもクイズ発表まで内容は知らされず、金川オーナーが捻りに捻った楽しいクイズが発表される度、会場は大盛り上がりでした。
そして移動カメラによる撮影配信やイベントを通じてニコ生配信も行われていました。（ちなみに動画初配信はVol.2のたまやさんで行われていました）

今回のイベントの裏方は、プレイヤー参加もしながらMCなどの進行もする「ウィザーズチーム」、動画撮影・配信やお店のレジを担当する「スタッフチーム」、大会の進行を管理する「ジャッジチーム」の3つです。
私はジャッジチームでしたが、今回の布陣はとにかく強力でした。
ヘッドジャッジは数多くのグランプリでSSSシリーズのヘッドジャッジを務めた山梨の伊東さん、スコアキーパーは日本のグランプリでスコアキーパー経験豊富な保坂さんです。
実際のイベント現場では打ち合わせに無い不測の事態が起こってしまいます。
例えば今回のイベントでもチーム名の提出がなかなか集まらず、PC入力が進まないため、イベントの開始が遅れそうな状況になりました。
そこでスーパースコアキーパー保坂さんはチームリーダーの名前をチーム名として仮登録し、それをすかさず伊東さんが会場へアナウンスします。
これらの決定と実行が阿吽の呼吸で行われ、遅れの無い進行で一日を終える事が出来ました。
（私の仕事は主にフロアでルールに答えたり、GP神戸に向けての打ち合わせでした）

イベントの優勝はなんと三原プロを擁するウィザーズチーム。
どんなに劣勢でも全力を尽くす三原プロの姿勢には、感動した参加者も多かったと思います。
その後の表彰式では優勝賞品を賭けたじゃんけん大会が盛り上がりました。

他のイベントの都合であまり長く滞在出来ませんでしたが、長野は穏やかで環境も良いので、訪れて良かったです。
松本の皆さん、はま屋さん、楽しい一日をありがとうございました！


画像１：朝の松本城の一部。紅葉が始まって綺麗でした。
画像２：はま屋松本店さんの外観。入口にギデオンの顔はめパネルがあり、多くの注目を集めました。
画像３：優勝に喜ぶ格内さん、撮影する金子さん、見守る三原プロの図

先月末は岩手県盛岡の隣町、雫石へマジックチャレンジイベントvol.2へ参加しに行ってきました。
去年の11月に札幌でもvol.1が行われ、多くの人で賑わったのは北海道民なら記憶に新しいですね。
さて、人生で岩手県に行くのは2度目です。
前回は認定ジャッジになった2か月後くらいにPTQで盛岡へお邪魔しました。
その時の主催者さんが駄菓子のたまやさん（グリーンガレージさん）で、今回のイベントも開催店舗として名乗りを上げて下さいました。

2月26日（木）
札幌から盛岡へはいろいろな行き方があるのですが、今回は低予算で時間はたっぷり使ったバス＆フェリーという手段を使いました。
シルバーフェリーの「札幌・盛岡なかよしきっぷ」という片道7100円の低予算です。
札幌～苫小牧まで高速バス、苫小牧～八戸は一晩かけてフェリー、八戸～本八戸駅～盛岡駅をバス乗り継ぎ、盛岡駅～雫石はJRで3駅です。
この日の21：00に札幌駅を出発です。

2月27日（金）
朝に八戸港へ到着し、そのままバスを乗り継いで昼頃に盛岡駅へ到着しました。
天気予報では金曜と日曜は雪との事でしたが、青森から南下するバスの中では思ったほどは降っていません。
これは良かったなと思っていると、盛岡で下車した途端に地面は水浸しで困ってしまいました。
たまやに着くと翌日の打ち合わせや内職作業を行います。
この時点ではまだ明らかに出来なかった「ウギンの顔ハメパネル」や「たまや特製・巨大ガラク旗」なども初対面です。
作業が終わると、たまや社長の御厚意で網張温泉に連れて行って貰いました。
山に上った先にあるこの温泉に到着すると、辺りは一面銀世界。
吹雪いているにも関わらず、ウィザーズの金子さんと格内さんは真っ白な雪にダイブします。雪で相当テンション上がっちゃってます。
温泉はとても温かく、帰りの盛岡駅までのJRでもずっと体がポカポカしたままでした。すごい。

2月28日（土）
朝にたまやさんに到着すると、まず会場設営から始めます。
昨夜はFNMがあったので、設営は当日までお預けです。
机や椅子を運び、飾り付けをし、道路の雪かきをしているうちにジャッジミーティングが始まりました。
今回のジャッジはたまやのイシイさんとササキさん、そして私の3名で担当します。
イシイさんもササキさんも以前のPTQでお世話になっていたので、このミーティングも非常にスムーズに進みました。

マジックチャレンジイベントではマジックリーグ戦方式で行います。
最初は3パックから１デッキ30枚以上で構築し、3敗する毎に1パック追加が可能でデッキをビルドアップしていきます。
この1パックづつ増えるというのはデッキの強さをとても強化します。
最初は負けてしまっても、一日を通じてどんどん強くなる自分のデッキに愛着が湧いてくるようです。
1本勝負なのでサクっと遊べるし、30枚デッキなので勝負が決まるまでにデッキのおよそ半分以上を使います。
だからデッキに入れたカードが高い頻度で使えて遊びやすいのも良く練られたルールです。
実力に対してハンデがあるので非常に白熱した戦いにもなります。

受付の2時間以上も前から、多くの参加者さん達が会場に足を運んでくれました。
設営やミーティングと被ってしまうのでは…と心配した程です。
前日の天気が雪だったので道路の遅れをケアした…そうなのですが、とても楽しみにして来ましたって熱気でムンムンです。
イベントが始まり、マジックリーグが開始する頃には多くの人で2階のデュエルスペースが50名で満員となりました。
統率者やデッキ構築場所は1階の広々としたスペースで行われます。
中村プロに挑戦したり、アングルードドラフトが行われたりと、非常に盛り上がった土曜日でした。
差し入れに頂いた「福田パン」という盛岡で有名なコッペパン（あんバター）も、懐かしい味で糖分補給に最適でした。

2月29日（日）
ゆっくりめに起床して、高速バスの出発時刻まで「喜盛の湯」に行くことにしました。
この温泉は前回のPTQの時にも行った事があり、盛岡駅からバス1本で行けるということもあり、非常にアクセスしやすい温泉です。
炭酸泉という温かいソーダに浸かるような温泉で、体中に付着する気泡がなかなかに気持ちいいものです。
盛岡に行く際にはぜひ試してみて下さい。

夕方に盛岡駅を出発し、家路に着きます。
本八戸駅の前で2時間ほど時間を潰す必要があり、一番街の駅前にある居酒屋で食べたキンキンの煮付けがとても美味です。
岩手でもじゃじゃ麺、冷麺、よしゃれそばと美味しいものが多かった旅ですが、帰りの青森でも思わぬグルメでした。

次回のマジックチャレンジイベントにも行けたら良いなー、なんて思っています。


画像1：朝日を浴びるたまや謹製ガラク旗と中村プロと社長。
画像2：お客さんが休憩の隙に俺も俺もとプレイする社長。
画像3：最後はみんなで記念撮影！