My MTG Great Journey GP北京 その1
My MTG Great Journey GP北京 その1
My MTG Great Journey GP北京 その1
木曜日

霧に包まれた新千歳空港。
雨雲に覆われた成田空港。
スモッグが晴れない北京国際空港。
全ての見通しが悪いなか飛行機は定刻遅れで無事に飛んだ。
朝だというのに成田空港のイミグレが非常に混んでいて、春休みの威力をこれでもかと見せ付けられる。

機内の昼食は流石のJALとしか言いようが無い。
アメリカン航空のそれとは天と地ほども違う美味さに感動しながら、昼2時ごろ北京に到着した。

予想通り北京の空気はやはり悪い。
外気に触れている肌がピリピリするし、深呼吸なんて絶対したくない。
この国は珍しく、両替商による両替は手数料が高くて銀行の方が安い。
今回の渡航は空港の銀行ATMからキャッシングするのがどうも一番安くなりそうだ。
クレジットカードのキャッシング利用は一日あたり5000元が限度とされており、ホテル代と移動代、それに食費を引き出して移動手段を探した。

タクシー以外の移動手段が大好きな私は、うろうろ探し回って地下鉄で市内へ行くことに決めた。
地下鉄は空港第二ターミナルと言われて探すが、第二ターミナルの一階部分には地下鉄への案内がまるで無い。
とりあえず地下鉄なんだから地下だろうと階下に降りて行くと、ようやく地下鉄への案内が見え出した。
最下層まで降りて25元の地下鉄パスを買い、第10環状線みたいな所で乗り換え、最寄りの駅へ行く。
ホテルへは駅からバスで20分くらいなのだそうだが、この国のバスの混雑に嫌気がさし、ここからは無理やりタクシーで行った。
タクシーは回転重視なのか、割り込みに信号無視、歩行者にクラクションとやりたい放題であった。

ホテルに着き、今回はワンさんと相部屋なので先にチェックインしようとすると、予約がありませんとの返答。
いやいやそれはおかしいだろーと50分ほどの問答の後、無理やりビジターで入ることになった。ちなみにビジターではちょっと割高で、損した気分になった。
さらに一連のやり取りはゴミ英語力の私と、中国語一辺倒の受付のお姉さんであった。当然日本語も通じないから一苦労である。
南米でもここまでチェックインに苦労したことが無かった。
部屋に入るとデッキを考え始め、しばらくいじくりまわしてナヤからジャンドを組み上げた。
ひと段落ついたところで眠気が襲ってきて、そのまま眠る。
突然部屋がノックされ、ワンさんが現れると時刻はもう午前1時。
久しぶりの再会を祝い、飯がまだだったのでマクドナルドを出前で取ってフリプをする。

ナヤからジャンドにした理由は、モノブラック系に少し耐性を上げたかったからだ。
しかしサイドを含めた除去の枚数にスッキリ行かなかったのと、バーンとのサイド後も酷く弱いままなので結局は翌朝にナヤカラーへと戻すことにした。

一通り回して、この日は午前4時ごろ就寝した。


画像:JALの機内食。エコノミーでこれとは、神か。
画像:麻薬犬が回転する荷物台に登り、アグロに検索。その結果、一見普通の黒いバッグに猛反応。荷物を取りに来た男は警察と別室行き。中国の麻薬は単純所持でも死刑。彼は多分死んだな…。
画像:北京第二ターミナル地下の
My MTG Great Journey GPシンシナチ その6
My MTG Great Journey GPシンシナチ その6
My MTG Great Journey GPシンシナチ その6
日曜日

ブエノスアイレスとシンシナチで負けが込み、1GPあたり300のPWPを稼ぐというノルマが未達成のまま日曜日を迎えた。
足りないPWPの心配はもとより、ここ連日は自分との戦いでひどく負けているので、ちゃんとKP出来るハンドが来るんだろうかという心配までしている始末だ。

PWP稼ぎと割り切って出る大会はハッキリ言って面白くないが、とにかくやるしかない。
手始めのSSSのシールドは各色2~3マナ域が1~2枚でマナサポも無し、除去やバウンスも重く、レアもイマイチという稀に見る酷さのプールが手元に来て早々にドロップ。
GP名古屋の時にあんなプールだったら心折れるだろうなぁ、と思う。

次にSSSスタンとコンプセットスタンを並列でこなし始めるも、参加人数が150名以上で猛者が集まるSSSスタンの方が意外に勝って、気付けば今日のノルマを達成していた。これで少し肩の荷が降りた。

SSSスタン使用デッキ:GRtWモンスター
1回戦 エスパーコン D WW
2回戦 黒単t白コン P LWー
3回戦 エスパーコン D WW
4回戦 エスパーコン D LWL
5回戦 エスパーコン P WLW
6回戦 黒単 P WLW
7回戦 青単t白タッサ D WW
8回戦 ジャンドモンスター D WLW

6ー1ー1。…5位。
最後はトップ卓がガチって全勝のやつが勝っていれば4位に滑り込めたけど、トップが負けて7ー1が4人になり私は死亡。
SSSスタンについては、コンプセットスタンとの並走の中、出来ることをやり切った感じ。

当たった半分はエスパーコンだけど、昨日よりKP出来るハンドが来てくれて本当に良かった。
本戦時には採ってなかったサイドのボロチャが効いてた。
それ以外では気分的に現世界王者やプラチナプロだってゴロゴロ初日落ちしてるんだから、気にしないで頑張ろうって思えたのが良かったのかも。

とりあえず、一旦日本帰ります。
木曜日からまた北京行っちゃうけど。

画像:レストラン&BAR。近くの卓で女性がウイスキーボトル一気飲みをやっていた。当然バカ騒ぎ。死人が出てもおかしくない。
画像:頑張って組んでもこれ。SSSシールドは捨てた。
画像:くつじょくの5い。

My MTG Great Journey GPシンシナチ その5
My MTG Great Journey GPシンシナチ その5
My MTG Great Journey GPシンシナチ その5
土曜日

使用デッキ:GRtWモンスター
4回戦 青白コン D LWW
5回戦 エスパーコン D LL
6回戦 青単t白タッサ D LWL
7回戦 オロスコン P LW-
8回戦 青白コン D LL
9回戦 緑赤モンスター D WW

5ー3ー1。実質2ー3ー1。
昨日のまずまずの感触とはなんだったのか。
敗因の青白系に対してはあまりに無防備過ぎた。
合間に斎藤プロともやってみたけれど、やはりメインが不利で、サイド後もいまいちピリッとしない。
ついにスタンGPで初めて初日落ちとなってしまった。
プロ歴が長い人は勝つのは勿論、負ける事にも慣れる事で、良くない結果だったとしても心に悪影響を与えないようにするのだそうだ。
そうだよねそうだよねと自分も自身に言い聞かせるが、やはりショックは隠しきれない。

夜は斎藤プロと広木さんとの3人で爆音ライブレストランで食事をした。
米国在住の広木さんにアメリカでのマジック事情を聞くと、どうもこの辺りが地球上で一番マジックプレイヤーとショップが多いのだろうなと思う。
このGPシンシナティにはなんと13ものショップが出店しているのだ。
過去に参加したどのプレミアイベントでもここまでショップが多かった事は無い。
これまでなかなか見つけられなかったニッチな頼まれカードも発見出来て良かった。


画像:オハイオ川を挟んでシンシナティ、ダウンダウンの夜景。綺麗なんだけど、初日落ちの自分には辛い。
画像:ロブスターテール。味の主張は少ない。
画像:アメリカ定番のシュリンプカクテル。
My MTG Great Journey GPシンシナチ その4
My MTG Great Journey GPシンシナチ その4
My MTG Great Journey GPシンシナチ その4
金曜日

今回のGPは開場が12時と遅く、昼を昨日も美味しかったイタリアンレストランで食べてから向かった。
相変わらずスープは美味しかったが、飽きてきたので3度目無いと思う。
会場に着くと今回は大したプレイマットでもないのに、大行列が出来ている。レジストとしては異例の、現金決済の列の方が何故か列の進みが圧倒的に早いという謎現象が起こっていた。
今回は面倒くさがってオンラインのプレレジストをサボっていたら、まさかのサボり特。
クレカでプレレジスト組は長く待たされた挙句、プレイマット貰えなくてかわいそうだった。

さてブエノスアイレスでは大いに負けたので、サイドイベントで少しでも勝っておきたい。
使うデッキはGRtWモンスターだ。
ラストチャンストライアルで3没すると、Foiled Againが始まるのでそれにも参加する。
Foiled Againに参加するのはとても久しぶりな感じがする。
こちらは3-1で最後はマジック下手で負け。
明日に向けてまずまずの感触で会場を後にした。
同型に対してはやはりセレチャと岩のおかげで相性が良いことを確認出来た。
心配なのは青白コンと黒単系という環境の2大デッキにほとんど当たらなかった事だ。

夕食はシーフードレストランでエビとロブスターの和えたのを鱈の上に乗せて香草添えてグリルで焼いたやつ。
文字で書くと長ったらしいけど、まぁ普通の焼き物だった。
付け合わせのふかし芋が多いので包んでもらい、明日の朝食にする。
海外のレストランでは持ち帰りは結構普通の事で、生牡蠣などは流石に無理だろうが、食中毒リスクを理由に持ち帰りを断わられる事は無い。
このふかし芋は美味かったので、持ち帰れて良かった。

画像:見た目よりずっと多い芋。赤い皮の種類だからアンデス系かな?甘さがある。
画像:コールドストーンが無い田舎に住んでるんで、珍しくて撮った。ちなみに多過ぎで半分以上残した。アメリカ人のアイスクリーム食べたい欲は異常。
画像:生け簀のロブスター。ここのロブスターは臭みが無い。
My MTG Great Journey GPシンシナチ その3
My MTG Great Journey GPシンシナチ その3
My MTG Great Journey GPシンシナチ その3
木曜日

シンシナチには私の興味を引くものがほぼ無いのだけれど、それでも幾つかある美術館のうち、シンシナチ美術館には行ってみようと思った。

この日は最初、昨日見つけたクリーニング屋っぽいところに行って洗濯をお願いすると、下着や靴下などはダメでパーカーとジーンズだけ承るわとの事。
全部やってくれよと思いつつ、預けられるものは預け、会場の下見に向かった。

ホテルから会場までは意外に歩き、こりゃあ通うのは一苦労だぞと思ったその時、会場の目の前で突如火柱が上がった。
何事かと思いきや、続けて火柱が爆炎に変わる。なんと車が燃えているのだ。
もうもうと白煙が上がり、辺りを白く埋め尽くすと、急いで建物の中に入った。
テロか?と思ったが爆破物の飛散が少ないので、その可能性は少ない。
そうこうしているうちに消防車が駆けつけ、およそ15分で鎮火した。
恐らくはオイル漏れの引火による爆発だと思うが、こんな会場で明日から大丈夫なのか?と不安は拭えない。

バイン通りと東5番通りの交差点には多くの物乞いや観光客を装ったたかり屋がいる。
彼らをやり過ごし、適当なイタリアンの店に入ったが、ここのクリームマッシュルームスープが思いのほか、…いやかなり美味かった。
時間が合えばまたこの店で食べたい。Palomino Restaurant&Barという店だ。

美味いスープで体を温め、いよいよ美術館に向かう。
バス停でも物乞いをなるべく失礼の無いようあしらい、片道1.75ドルのバスに乗る。ちなみにこのバスもお釣りが出ないし、両替というものも存在しない。小銭を持っていなければ多少飲まれても仕方ないのだ。
バスは川沿いを抜け、坂を登り山へと続く。エデンパークという、たいそう景色が綺麗な場所のそばにシンシナチ美術館はあった。

ここの美術館は市だか州だかで財政を見ていて、入場料は無料だ。素晴らしい。
入ってすぐにゴッホが展示してある。すげぇ!
無料だし、どうせ歴史の浅いアメリカのポップアートばかりなんだろうと思っていたので度肝を抜かれた。
ゴッホ、超絵の具盛ってる。推定7~8mmは盛ってる。
この特徴ある盛りのせいで、ゴッホの贋作だけは描くのが大変そうだなといつも思う。
一応、額にガラスはあるものの、触れない限りどこまでも近くに寄って細部を観賞出来るのが素晴らしい。
その他には大好きなモディリアーニもあったけど、これはモチーフがおっさんだったし、金のために書いた絵っぽくてイマイチだった。
しかしアーモンド型の瞳とS字のポージングでモチーフは若い女性だったなら、数時間は眺めたいので、逆におっさんで良かった。
少し気になった事はこの絵が2階の目立たない奥の方にあったこと。この美術館では意外に評価が低いのだろうか。
ほかにもこの美術館には世界各国から美術品が集められており、エジプトのミイラとか、紀元前の土器なんかも多く、美術館レベルはかなり高い。
当初思っていたアメリカンポップアートはほとんど無く、集められているものに一貫性は無いものの、ここのレイアウトや教育の場としての美術館という役割には素晴らしいものがある。
昨日の水族館24ドルよりずっと素晴らしいと思う。

帰りもバスで中心市街地まで戻り、昼食兼おやつとしてシンシナチ名物チリを食べた。
ブチブチ切れる茹で過ぎパスタにミートソースとレッドビーンズとオニオンと鬼のようなシュレッドチーズ。
美味く無いって分かっていても、この土地のソウルフードだから1回は経験しておこうと思う。感想は…そうだなー、罰ゲームかな。

画像:さすがに警察も出動します。
画像:マッシュルームスープ美味い。パスタはまぁまぁ。
画像:スカイラインチリという店はシンシナチの戒飯認定。

My MTG Great Journey GPシンシナチ その2
My MTG Great Journey GPシンシナチ その2
My MTG Great Journey GPシンシナチ その2
水曜日

昼過ぎに起き、洗濯とホテル周辺の散策を行った。
スーパーは近くにあるし、美味いかどうかはともかく、食べるところも一応ある。
昼食はイタリアピザの店に入った。まぁまぁ食えるけど、この店の周りはなんか治安良くなさそうだからもう来ないことにする。

腹も膨れたし、観光でニューポート水族館に入ってみた。
なんとここでは小型の鮫に触れるではないか!
恐る恐る水に手を入れて触ってみる。
背ビレは堅いのに表面はとぅるんっとしてて、胴体は細かくザラザラしている。まさに鮫肌ってやつだ。
こいつでワサビおろすと美味いんだよな、背ビレも干したら美味そうだ、などと考えつつお触りタイムは終了。
ペンギンのコーナーではガラス越しにあっち向いてほいを始めたら、そのなかの一羽と心が通じたのかちょっとした動物芸みたいになって、他の客から拍手を貰う。
他には4mくらいあるワニを見たり、チンアナゴのエロそうな砂の出入りを食い入るように見るカップルを冷やかしたりして水族館は終了。

水族館の隣には映画館なんかもあり、Ponpeiiという火山の噴火映画に興味があった。

夕食はアジアンキッチンに入り、メニューから「天ぷら弁当」をオーダーする。
始めに豆腐とワカメの味噌汁が出てきて、これは出汁入り味噌を使っていて普通に美味い。少なくともラスベガスのバフェィで食べたしょっぱい味噌汁なんかより遥かにいい。日本の定食屋で出てきてもおかしくないレベルだ。
「これはあたりの店を引いたぞ」と喜んでいたら、突如目の前に海老フライが出される。
はて、オーダーしたのは天ぷらだったが?
ウェイターに「これ天ぷらなの?」と訊くと、「そうですよ、人気メニューです」と言われる。
いやいや、天ぷらにパン粉は使わねえだろ。
圧倒的コレジャナイ感。
油切れも悪く、衣を外してエビだけを食べた。
期待した自分が悪いんだけど、味噌汁からの落差が酷すぎて酷く悲しい気持ちになった。


写真:どう見てもエビフライ
写真:若い彼らはチンアナゴの出入りに夢中
写真:カサゴっぽくて、ついつい旨そうって言ったらビビられた。日本人だから仕方ないね。
My MTG Great Journey GPシンシナチ その1
My MTG Great Journey GPシンシナチ その1
My MTG Great Journey GPシンシナチ その1
火曜日

移動日。
朝4時半に起きて空港に向かう。
まだ外は真っ暗なのにタクシーは人気の無い小道ばかり通るので、タクシー強盗ではないかと警戒してしまった。
無事にエセイサ国際空港に到着してチェックイン・荷物を預けると驚くほど早くイミグレーションを通過できた。
ブエノスアイレスに到着した時には空港の混雑と道路の渋滞で「帰りは早めに移動しないとなー」と思っていたが心配は杞憂に終わった。
これならあと90分は多く眠れたが、安いチケットは間に合わないとシャレにならないので、アクシデントが無いのは良しとしよう。
さよならアルゼンチン。

アルゼンチンからマイアミの機内は驚くほど空いていた。
おかげでのびのびと横になれて楽に移動が出来たが、マイアミに着いてからが酷かった。
まずイミグレーション、バゲージクライムから出口、再度旅行鞄を預け、手荷物検査場の4ヶ所も行列で待たされた。
トランジットの猶予は3時間に設定していたが、飛行機が早めに到着していなければ乗継失敗の可能性があった。というか他の数名の乗継者は蛍光オレンジのExpressPassが発行されていて、これでは何人かは間に合わなかったはずだ。
今回利用した航空会社のアメリカン航空はI.T.I.というサービスをやっていて、同社の航空便であれば日本からアメリカを経由して第三国へトランジットする場合、アメリカでの荷物の検査をパス出来るというありがたいサービスがあるが、この時はこのサービスを利用出来なかった。
他国に未検査の荷物が渡るのは構わなくて、自国に入国する時には厳しく検査を行うなんてアメリカの姿勢は傲慢だなぁと思わずにはいられない。
しかし空の上からは青と緑の海、白い砂浜が見えてとても素晴らしい。
去年のGPマイアミを思い出して懐かしんだ。またあの暑いビーチでのんびりしたい。

マイアミから小型機に乗り、シンシナチへ。
着いたら時刻はもう午後12時を過ぎている。
乗合いタクシーも乗客が私を含めて2人しかおらず、ホテルまであっという間に到着した。
アルゼンチンより物価が高いアメリカだが、ブエノスアイレスより安い宿なのに、ずっと広くグレードが高いという逆転現象が起きた。
シンシナチの宿は全体的に少し高めなのだが、それでもアルゼンチンよりずっといい。
南米は蚊やダニが多く、食われやすい体質なので、その不快感から脱却できたのは幸せである。
クイーンサイズのベッドに大の字になって眠った。



画像:ラ・パウザというイタリアンキッチンのカルボナーラ。予想に反してアルデンテ、そして美味い。ちなみに日本のラパウザとは全く関係無い。
画像:エセイサ交際空港。広いが人も多い。広さの割にあまり買い物する店は多くない。
画像:アルゼンチン式のキヨスク。沢山のお菓子が所狭しと並ぶ。これは空港内のキヨスク。
My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その5
My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その5
My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その5
日曜日

10回戦 ゴルガリリアニ DLL
11回戦 赤単タッチ白 DWW
12回戦 GRモンスター DLWL
13回戦 GRモンスター PWLL
14回戦 青単タッチ白 PWLL
15回戦 黒単タッチ白 DLWL

なんだ?このクソ成績(驚愕)
2日目、1-5でトータル8-7のマジック弱いマン。
なんかもういっぱいマリガンしたし、1本目のKPがずっと裏目るし、殆ど悪魔引けず。
肉はネズミばかり引くのに対し、宝球・ミジウム超過・胆汁病をトップされ過ぎで辛かった。
初手は除去が薄くて人脈と灰色商人が併せて3~4枚というKPしたくないハンドが続いた。
15枚入っている除去をゲーム終了まで1〜0枚しか引けないのは弱い証。
しかしゴルガリリアニには完全に相性が悪い。肉貪り4積みのタイプなので余計にマナクリが並ぶデッキには弱いのだ。これは100回やったら8割以上負けるだろうなと思う。
昨日とはうって変わってまるでマジック勝てる気がしない。
唯一勝ったのは、前回の南米来訪時にGPサンティアゴを優勝したプレイヤーにだけだった。
サイドイベントも運営がトロくてまわらないし、何かの呪いだろうと思うことにして会場を後にした。

夕食は広い道路沿いにあった大きな炭火焼きレストランで、外からでも大きな炭火で仔羊や牛肉を一匹丸まま吊るして焼いているのが見える。
味はなかなかに良いのだが、二人でそれぞれ違う部位の肉を1/2人前×3というオーダーをすると驚く事に4人前はある分量が出て来た。
もちろんこれは店のミスではなく、典型的なアルゼンチン人が普通に食べる分量ですよと言う事らしい。アルゼンチン人の胃袋は化け物か。
ひどく満腹になり宿に戻った。


月曜日

この日は昼前までゆっくりと眠り、洗濯屋に洗濯をお願いしてから市中を観光した。
とは言っても歴史建造物はあらかた見てしまっているし、もっぱらショッピング街や外国人観光客を相手にした両替商やガラクタ売りなどを冷やかして過ごした。
お土産にはマテ茶を買い、夕方になったので五月女さんを空港までお見送り。
台湾・神戸でまた会いましょうと握手をして別れた。
その後は洗濯屋に受け取りに行ったが、これが酷く安いのだ。
カゴいっぱいの洗濯物の洗濯・乾燥・アイロンが250円もしない。
この国の単純労働者の賃金は低いので、こんなにも安いらしい。
義務教育も9年あり、チリと同じく高等教育への門戸は個人の勤勉さにかかっているのだが、如何せんここは南米。
基本的に誰しもがのんびり・ぐうたらなので、幼い頃から勉強を頑張るというのは珍しい奇行種である。
一人宿に帰り、荷作りをした。
明日は早朝からシンシナチに向けて移動だ。


画像:炭焼き肉。とても旨そうに見える。
画像:夜になると白いオベリスクに緑のライトが照らされる。
画像:非常に豊富なアイスクリーム。イチジクのアイスとレモンソルベのコンボ。イチジクのアイスはとても美味しい。
My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その4
My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その4
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土曜日

朝から会場入りをする。
五月女さんを応援して出番を待ち、今日も4回戦から始まる。

使用デッキ:AKKA Black
4回戦 ナヤオーラ PLWW
5回戦 青単タッチ白信心 PWW
6回戦 青単 PLWW
7回戦 青単タッチ白信心 DWW
8回戦 赤単タッチ緑信心 PWLW
9回戦 青単 DLL

また初日7ー2か〜。

落とした内容はタッサやモーギスの神が顕現して、マナレシオを無視した展開に対して除去やライフレースが間に合わないパターンだ。
それ以外はまぁ普通で、4回戦のナヤオーラのどぶんに怯えていたくらいだった。

トーナメント進行がトロトロしていて、特に8回戦と9回戦の開始が大幅に遅れた。
しかしせっかくなので晩ご飯はしっかり食べたい。
私のわがままを通してかなりの高級店に行き、牛ヒレ肉のコースとワインを開けた。
ここは非常にコンフィが上手く、美味い。
店内の客として男2人は我々だけに見えたが、五月女さんも味には満足しているようで良かった。

この日も疲れとほろ酔いですぐに就寝した。


画像:挽き肉入りのエンパナーダ。アルゼンチンのエンパナーダは餃子のような形をしている。大きさは様々だが、写真のは拳より少し大きいくらい。
画像:GP会場でランチを売るコーナー。サンドイッチなどあるが、あまり美味しくない。
画像:人生で一番美味しかったヒレ肉。焼きも熟成も最高。
My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その3
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金曜日

今夜からは宿が変わり、GPサンティアゴの時に友達になった五月女さんと林さんの三人で同じ宿に泊まる。
そのため先にホテルへ行き、旅行鞄を預けてから会場に向かった。

GoogleMapを含めた知っている地図の全てが大雑把で、会場と同名の商業施設がこのブエノスアイレス内に存在するため、これはたどり着くのに難儀しそうだなぁーと予感があった。
その予感通り、タクシーの運転手も会場が分からず、地図と住所を参照しながら大きな公園内をぐるぐる探し回る。
警察やテーマパークのおねぇちゃんに尋ねながら、結局1時間近く時間をかけて探し出した。
運転手のおっちゃんはごめんねと言いながらお釣りを多く渡して来たけど、この国のタクシー代はめちゃくちゃ安いのでむしろ全部チップで渡した。
わからんと言って途中で降ろされたり、乗車拒否が横行するこのブエノスアイレスで、頑張って探してくれてありがとう。

会場では意外にも早くレジストが完了した。
南米だからもっと並ぶかと思っていたのに、週末のアルゼンチン人は昼過ぎに起きるというのも関係しているのだろうか。
このGPではスリープインスペシャルが安く、いつもの相場の半分のUS10$だ。
明日は朝から五月女さんらと一緒に来るので本当なら必要ないが、万が一の保険ということでスリープインスペシャルを買った。

その後は暇なのだが、例の如く南米パック価格が影響して、人びとはドラフトかシールドばかりである。
合流してからもスタンのサイドイベントが全く立たないのを歯がゆい思いして眺めていた。
そしてサイドイベントに参加した場合、終わりの時間が読めないのと雷雨&スコールの影響があるので早めに会場を後にした。
尚、今回来るはずだった林さんは書類不備のためチリを出国できず、ゼロ回戦敗退となってしまった。
どこに住んでいても海外グランプリに行く時には、書類の不備が無いようしっかり確認しよう。

ブエノスアイレスは物価のわりに宿の値段が高い。
それほど宿代をケチったつもりはなかったが、埃っぽい部屋に当たってしまい、五月女さんとくしゃみが止まらなかった。

金曜は午後から雨が酷い。
なかなかタクシーは捕まらないし、歩道のタイルを踏むと液状化だろうか、何度も見えない水たまりに浸かってしまった。
夜はアルゼンチン料理の店で夕食を共にする。
赤身に限らず、牛の内蔵焼きもアルゼンチンではポピュラーらしい。
これを試してみると、悪くは無いが少し焼き過ぎで、味は日本のホルモン焼きの方が美味く食べられる気がした。

非常に疲れ、泥のように就寝する。


画像:リリアナとチャンドラのコスプレ
画像:GPにエントリーしたらポスター貰えました
画像:内蔵焼きと血のソーセージ。チリのと味が違う。

My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その2
My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その2
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木曜日

夜中に目が覚めたのもあり、朝9時半に本格的に起床。
宿の簡単な朝食を少しだけ摂って、洗濯と散髪を行い、昼前に観光に繰り出す。
ブエノスアイレス観光は幾つかあり、地区によって楽しむ内容が違うようだ。

観光1日目は歴史をテーマにCentro地区からRecoleta地区を廻る事にした。
その前に昼は評判のカフェでレモネードでも飲もうと向かったが見当たらない。
マッピングを間違えたか、店が閉店したか。こういう時にGPS地図を使えないのが不便である。
メトロで9 de Julio駅に向かって白い巨塔ことオベリスコを眺め、150年以上続く伝統あるカフェ・Cafe Tortoniを目指す。
昼時なので短い行列が出来ており、待つ事10分ほどで入店出来た。
長考の末、アイスコーヒーとステーキを頼む。
しかし今日も飯メタを外してしまった。
まさか付け合わせの一切無いステーキが出て来るなんて…。本当に肉だけ。
でもアルゼンチンは牛肉の国。めっちゃ美味しいステーキがコーヒー2杯のお値段で食べられるなんて、それはそれで幸せである。

食後はCafe Tortoniの前の5月通りを海側に向かい、5月広場、大統領府、大聖堂を散策した。
ここの5月広場は、チリのサンティアゴにある大統領府近辺と同じようなレイアウトで、広場の緑を中心に教会と大統領府が配置されている。
同じ南米で、山を挟んで隣同士だから似ているのだろうか?
大聖堂はサンティアゴのやつより綺麗で、絵画のタッチも写実的。床のモザイクタイルや天井壁画なども細かく技巧を凝らしてある。ステンドグラスの見た目もかなり良い。
大聖堂を出て5月広場では女性のデモイベントが行われていた。広場に敷き詰められたのは全て赤い靴。ハイヒール、ローヒール、サンダル、スニーカー、スリッパ、全てが赤い。スペイン語が速くて分からないけれど、女性の権利団体とかそういうやつだろうか。

それをやり過ごして明るいレンガ色の大統領府を眺めた後、メトロに乗ってRecoleta地区を目指す。
Callao駅で降りてからタクシーに乗ってふと気付く。
どこまで乗っても40円のメトロは安いが、初乗り110円のタクシーも随分に安い。
空港市内間のUS50$はぼったくりに感じるけれど、メトロの熱気を嫌ってタクシーを使っても距離の割に安上がりになる。これからはタクシーを積極的に使おう。

ここがレコレータ墓地だよと降ろされると、見た目は公園とハードロックカフェしかなくて焦る。
余談だけどハードロックカフェはH&M、サンドイッチのSubwayと並び、世界の観光地の至る所で散見される。もう何度見たか分からない。これにスタバとマックがプラスされて、どの観光地もあまりに同じ店舗ばかりなので「えーっと、ここはどこだっけ?」みたいな事になってしまう。冗談抜きで。

さて、ハードロックカフェを迂回すると公園が続き、物乞いや寄付をスルーしてやっとレコレータ墓地を見つけた。
ここは入場無料。ガイドを付けると有料だが、スペイン語で言われても日本語でお願いしますと言いたくなるのでさっさと一人で散策する。
墓と言っても小さいもので3m、大きいものだと6mくらいの高さがあり、ここに埋葬されるのは国を代表する偉人ばかりだ。
広さの規模は小さな村くらいはあり、見通しが悪く西陽が非常にキツイ中、遭難したらどうしようかと思うほどであった。
しばらくうろうろして分かったことがある。
この墓地で人々がすることは3つ。
1、写真を撮る。
2、恋人同士でちちくり合う。
3、エビータことエバ・ペロンの墓を探し迷う。
当然私も3で、広大な墓地の中を探し回った。
ようやく人集りを見つけると、そこがエビータの墓らしかった。
らしかったというのは、各国の観光客が集って「エビータどこ?ここ?あった、エビータだー!」と言い合うのをいろいろな言語で耳にしたからだ。
どれどれとひょっこりのぞいてみると、エビータの墓だけ献花されている。しかしそれは造花であった。
シンボルの赤いカーネーションまで造花であったかは分からない。
墓地では今にも動き出しそうな石像たちにずっと囲まれていたので、気味が悪くなり一周するとさっさと退散した。

午後6時過ぎ、夕食を摂りにレストラン街を通ると「ランチどう?ランチ!」と言われ愕然とする。いつまでランチなんだよ、と思わず笑った。この国は本当に食事が遅いなぁ。
ステーキ屋に入り、今度こそはメタを間違わずにサラダを付ける。
肉は色々迷ったが日本では見たことがないTボーンステーキを選び、ヒレ肉の方は残さず食べ、サーロインの方は多過ぎで余った。
アルゼンチンで食べる牛ヒレ肉はとても美味しい。
赤身の味はさっぱりしているのに、パサパサじゃなく柔らかい。
肉そのものの味がしっかりあるし、焼き方が上手いのか、外はカリっと中は肉汁じゅわっと。
日本の板前さんが魚捌いてお造りすると味が全然違うように、牛肉を焼く事に人生かけているシェフが居るのだろう。
ただお国柄なのか店内のハエを気にしないのが困る。衛生的に不安だと思いつつも選ぶ焼き具合はミディアムレア。肉汁が美味いし仕方ない。
次は内臓や脳などのモツ系も挑戦したい。血のソーセージ(チョリソ)のグリルも美味い(確信)
今日だけ3店くらいカフェに入ったけど、どこも飲み物が激甘だった。
頼むから水とレモンだけ持って来てよとお願いしても、砂糖抜きはメニューに無いので(^_^)とレモネードからレモン水への変更は認められず涙を飲んだ。せめてもの抵抗で底に沈殿する砂糖は混ぜずに上澄みだけを飲む。

満腹になり、朝食用に水とエンパナーダというひき肉入りパンを買って宿に戻る。
一日中歩いて足が痛い。
GPブエノスアイレスから第2シーズンが始まる。
ゆっくり明日に備えよう。


画像:30℃近くの気温なのに道端でチーズとソーセージが売られている。怖くて買わない。誰が買うのだろうか…。
画像:Cafe Tortoniの内装。吹き抜けのような高さの天井に、絵画やステンドグラスが数多くある。長年の歴史。
画像:レコレータ墓地。町のように見えるけど、見える建物全てがお墓。
My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その1
My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その1
My MTG Great Journey GPブエノスアイレス その1
水曜日

成田〜米ダラスフォートワース〜アルゼンチンのフライトで現地時間水曜日の朝8時にブエノスアイレス・エセイサ国際空港に到着。
雪国から突如南国に放り出され、寝不足も加わって体温調節がおかしくなる。
知らない国に来たら空港でまずすること。
1、プリペイドのSIMカードを探す。
2、無ければ市内の無料地図を2枚くらい貰う。

今回はSIMカードが見当たらず、イミグレーションから出たところのインフォメーションセンターにも地図が見当たらない。
仕方なく本屋で地図を買って、ウザいタクシー勧誘を冷やかして再度インフォメーションセンターで市内までのバス停を聞くと、なんと円型になっている見えなかった側に無料地図があるじゃないですか。
しかもメトロ線路図が解り易く書いてあるもので、市販の地図よりスッキリして素晴らしい。US6$をドブに捨てた形になった。しまった。

空港から出て、道なりにずっと左に進むとLeon社のバス停がある。
ここで行き先を告げてチケットを買い、バスに乗った。
およそ1時間弱でRetro地区のバス停に到着。
そこからさらにバス会社の乗り合い無料タクシーで、メトロ・Catedral駅に送ってもらい、携帯会社を探す。
すると携帯ショップも、通信会社でさえ、ipad用のデータSIMを用意出来ないと言われ途方に暮れる。
飛行機の中で隣の紳士に聞いたMovister社ではどうだろうかと思うが、旅行鞄を引きながら探すのはあまりに遠いので断念した。
こういう時はさっさとホテルに行ってしまおう。
市中の両替商に寄ってから再びCatedral駅に戻り、右往左往しながらメトロに乗って12駅先のOlleros駅に向かう。
この国のメトロはいつも混んでいて、常に誰かと体が接触しているため暑い!
汗だくになりながらも、駅に着いた後は地上に上がり、400m程でホテルに到着した。

チリの時もそうだったけれど、南米の宿泊施設は入り口が常にロックされているか、監視員が座っている。
一階部分の全ての窓は金属の柵で覆われていて、侵入者が易々とは入れないようになっている。ホテルの看板も小さく、初見だと見落とす可能性が高い。
ようやく2日ぶりのシャワーにありつけて、ホテルでwi-fiを繋げて色々してるうちに夕方になってきた。
まだ一人で夜に出歩くには怖いので、日が沈む前に夕食を済ませ、水やらを買い込む。
ところがこの国、食事の時間が昼も夜も遅いので、夕方5時ごろではようやくランチが終わったところと言った具合だ。
ほとんどのレストランが閉まっていて、唯一見つけたピザ屋もオーダーメタを失敗して散々だった。
ホテルに戻ると硬水が合わなかったのか下してしまう。
いろいろ思うように行かず、泣きっ面に蜂が刺すという状態であった。
いやむしろ刺したのは蜂ではなく、ダニや蚊に足を食われまくっていて、痛いし痒いし黄熱などの伝染病が怖い。そんな初日の夜だった。

時差ボケもあり、たくさん寝て直すという方針で初日は午後8時前には就寝した。

写真:ホテルの鍵、こんなオモチャみたいな鍵初めてなんだけど。セキュリティ0か? 旅の指差し会話本は毎回超お世話になってます。
写真:宿の中庭。植物が綺麗。
写真:エセイサ国際空港の航空会社カウンター前。この時間はガラガラだったが、この5分後は大混雑となった。
アルゼンチン、なんか怖い。
チリより確定でガラ悪い。
これ(夜に出歩いたら)もう(無事で帰って来られるか)わかんねえな。
My MTG Great Journey GPメルボルン その5
My MTG Great Journey GPメルボルン その5
My MTG Great Journey GPメルボルン その5
月曜日。

朝から自然公園やワイナリーツアーの完全観光日。

森では野鳥がギャーギャー超うるさい。あと、鳥の羽の骨格がちょっと違う。太くて短いというか、四角い感じ。
野鳥の頭の後ろにある、菊の花びらみたいな黄色いやつをもぎ取りたいと思ったやつは私だけではないだろう。取ったらなんかスッキリしそう。
その後はワイナリーツアーか、木曜とは別の動物園ツアーに別れた。
先日オーストラリアの家畜化した動物に失望した私は、迷わずワイナリーツアーに参加した。

甘い琥珀色のトロトロした酒を作る蔵、美人が仕込むうまい白の蔵、世界のあちこちでシャンパンと同じものを作る蔵を見学した。
日本の古い酒蔵は女人禁制という感覚があったので、女性が仕込む酒というのは自分だけの新異文化感覚だった。
発泡ワイン(シャンパン)のコルク栓を抜く時に、どうしてあんなに噴出させて無駄にするのだろうと思った事がある。ぼたぼたこぼしてキレイに見えないし、日本酒の感覚だと勿体無いとすら感じるのだ。
しかし、発泡ワインは製造の最後に砂糖とイースト菌を加え、栓をして逆さまに熟成させる工程がある。その後、瓶の入り口に溜まった砂糖とイースト菌のカスごと噴出させ、美味しい部分だけ飲むというわけだ。なるほど斜め逆さまに保存しているのはそのためだったのか。

昼食時に初めてクレカが使えなくなってて焦る。
仕方ないから別のカードを出したけど、使えないカードを映画「アイデンティティ・シーフ」みたいに目の前で真っ二つにされるかと思ってヒヤヒヤした。
帰国してクレカ会社に問い合わせても何も問題がなかった。限度額でもない。一体何だったんだろう?

宿に戻り、帰りの荷まとめをしていると、新しいデュークという青年が入って来た。18歳だ。
南東のパースという街から大学入学のため、この街に来たという。
アパートの引っ越し日までの5日間をここで暮らすそうだが、メルボルンは物価が高いと嘆いていた。
若い子らしく矢継ぎ早に色々質問され、答えに窮する。特に同室の女性につて根掘り葉掘りだ。滾っている。
オーストラリア風の、上京したばかりの田舎の青年らしい一般的な風貌というものを確認した。この彼もすぐにメルボルンっ子らしく垢抜けるんだろうなぁ。
この彼には親切心でコインランドリーやスーパーマーケット、移動方法なども教えてあげた。

この夜から2日かけて一旦帰国。またLCCTでダルいトランジットが待っている。
LCCTにも、もうちょい美味しい食べものを置いて欲しい。

GPメルボルンの全てに写真追加。

画像:鳥。餌を出してしばらく時間が経つと、警戒と飛行が失われ地上に降り立つ。毎日餌で飼い慣らされているはずなのに、野生の何かを保持している。カンガルーやライオンにも見習ってもらいたい。
画像:鉄道体験。石炭は黒いダイアとも呼ばれた。山積みの石炭は朝陽を浴びてキラキラと輝いていた。なるほど。
画像:チリのより遥かに背が高いぶどう。3箇所のワイナリーに行った。見た目はフランス資本のシャンパンワイナリー・シャンドンが綺麗で楽しめる。だが一番美味かったのはボロくてこじんまりしたDominique PortetのFONTAINI・yarra valley・sauvignon blank2013という白だった。上質な純米酒のような飲み易さ、スッと飲めてクドくない余韻が上品だ。やはり酒蔵の客をもてなす佇まいと、作る酒の味には関係がなかった。
My MTG Great Journey GPメルボルン その4
My MTG Great Journey GPメルボルン その4
日曜日。

10回戦 青単タッサ PWW
タッサ?良いよ、セレチャです。霧裂き走りまーす。勝ち。
休息混成で潮縛り?良いよ。じゃあブリマーズ出しまーす。家畜化?良いよ、じゃあチェック前にセレチャです。アジャニでーす。勝ち。

11回戦 黒単 DLWL
ただただ3tをどちらが先に迎えるかというゲーム内容。ゾンビつらいん。
TOP8の目はゾンビによって踏み躙られた。

12回戦 ゴルガリ DWW
最後相手が計算ミスして、悪手なプラン選んだおかげで楽に勝った。
ダブマリしたけど復活の声2枚引いて、それに除去使わせられたからハンド差イーブンに。並行してアジャニが4t機能してライフ詰めて勝ち。

13回戦 赤緑モンスター DWLW
PW無視して本体殴って終わり。
常にダブシン必要なのに、別の色土地2枚しかないハンドが続いて3マリ。当然事故死。
序盤から6/6ライフリンク・トランプルで踏み潰す。プロテクも破壊されないも引いてヘヴン!

14回戦 黒単t緑 DWLL
相手が土地詰まって勝ち。
針置いてネズミ指定。更地になった返しから相手topからネズミドロー続けられて負け。なんだそりゃ。
白出ないで負け。並ぶ森5枚。

15回戦 赤単t白バーン PLWL
初手がの土地2枚から一枚も土地増えず、重いの溜まって負け。
横に並べて殴り勝ち。
初手の土地2から4tも増えずに負け。

10-5。
土地トラブル多くて萎えた。いろいろ噛み合ってない。
52位。
最後はお互いオポがベリーハイだったので、多分死んでも64、勝ったら32確、もしかしたら16ワンチャン?という状況だったので喜んでガチることに。
これはもらったな。と思ったらうーんこの感。
あの相手とデッキなら100回やったら85回は勝つ自信あるんだけど、まぁ、マジック。
結果見たら最終戦の相手は16には入れなかったけど、2度目のGPでプライズゲットで嬉しいって泣いてたから、良かったなぁおめでとう!って心から祝福した。

宿に帰ったら誰も居ない。
しゃーないから「9時間後から参加出来るツアーありますか?」ってフロントにいる初見のパツキンのチャンネーに聞いたら、めちゃくちゃ探してくれた。他の客が2人キレるほどに。
オーストラリアにはチップが無いんだけど、思わずあげた。
え?必要ないよって言われたけど、やっぱりあげた。
それからはさらにめっちゃ優しくなって、フロント通るたびに笑顔でウインクくれる。
チップ欲しさの態度じゃなくて、本当に心地いい。


画像:オーストラリアのうな丼。800円。野菜炒めを挟む異文化。うなぎの質は格段に良く、どこで買ったか聞いたらチャイニーズマーケットで、産地は日本だという。やっぱりそうか。
画像:メルボルンパークの草原から見上げる高層ビル。夏の気候はとても過ごし易い。
My MTG Great Journey GPメルボルン その3
My MTG Great Journey GPメルボルン その3
My MTG Great Journey GPメルボルン その3
土曜日。
900人強の参加者。
会場が手狭で、本戦参加者でギリギリのキャパだ。
会場内は人混みで息苦しいし、会場を出たら喫煙者の副流煙で息苦しい。
オーストラリアの空気は乾いていて、空気は美味しいはずなのに、ここファンクションセンターはどうしてこんなに酷いのだろう。
今回はスリープインスペシャルが少なく、ぱっと見た感じでは知ってるプラチナプロの顔もない。
3回戦時点での上位卓でも、昨日のLCGPTチャンピオンのエスパーt赤みたいな驚きのデッキは見当たらなかった。このデッキはエスパーに対抗変転を積んでいる。
4回戦待ちの現在、上手いやつの雰囲気はまだ感じられない。

4回戦 黒単 DWW
自分から負け確の盤面作りに来てくれて、感謝。
1マリ色事故だったけどNoobAttack来たからシャクって勝ち。

5回戦 オルゾフコン DLL
見た目コントロール好きそうだったから、青系に凄く強いハンドKPすると黒系で最悪の組み合わせ。ハンデス除去ゾンビネズミオブゼ血男爵の淀みないプレイ。メインからゾンビ来るし、さっきのやつといいメインゾンビ流行ってんのかな。
サイド後はスクリュー気味のハンドをKPしたら一枚も土地引かず、代わりに重い所から順に引くから抵抗も出来ない。相手は除去ゾンビ除去オブぜ血男爵のドブン。流石に無理。

6回戦 青白t黒 PWLW
メインから入っている霧裂きのハイドラと空殴り無双。
サイド1はグチャって啓示→啓示→啓示を成功されて負け。
サイド2は先手超有利で霧裂きのハイドラと空殴り無双。楽。

7回戦 緑赤 DWW
2回ともドラゴン出てきて一見超辛い盤面だけど、プロテクションとアジャニワンパンの前には無力であった…。
まぁ、このマッチアップ有利なんで。調整で知ってました。いっしー&ひこにゃんのおかげ☆

8回戦 ジャンド DLWW
序盤綺麗に捌かれて、クルフィックスの狩猟者越えられないでもじもじすると、そこから相手は回復する擬似ドムリ+モードに入って負け。
サイド1は5kill。
サイド2は向こうスクリューの様子で、マナクリ縛って除去弾いて勝ち。

9回戦 黒単 PWLL
メイン横に並べて勝ち。
サイド1はマリガン後、色事故中にゾンビ2枚で手札裂かれて終わり。占術土地に嫌われる。
サイド2はお互いマリガンして、マナフラの可能性あるハンドをKPしたら案の定マナフラ。また占術土地に嫌われる。
しかし先手のダブマリだと、非常にマナスクリュー起こしそうなサイドを行った。イマイチのハンドで重い所引くよう願ってスタート。
しかしドローは土地ばかり。相手もちゃんと「分かってる」プレイで、付け入る隙が無かった。
ダブマリするのかしないのか。ここ3日で100マッチ近く回してても、まだ難しい。

初日は7ー2。またもやベスト8はかなり厳しい。
負けたのは黒絡みで、土地問題にゾンビが響くパターン。
初手が肝心って事に尽きるのかな?

画像:会場。狭い。
画像:観光客待ちの馬車。KFCの店内にまで馬糞の芳香が漂う。いい迷惑である。
画像:お気に入りのイタリアンカフェ(レストランの事)。従業員がめっちゃ親切。テンプレサービスの質は日本並みで、それに加えいい具合のフレンドリーさも加わる。多民族国家でこの水準は誠に恐れ入る。
My MTG Great Journey GPメルボルン その2
My MTG Great Journey GPメルボルン その2
My MTG Great Journey GPメルボルン その2
金曜日。
会場に向かう前、昨日の夜に見つけたOPTUSショップに行って、SIMカード使えないんだけどって文句を言う。
すると店員は可哀想な人を見る目で私に「そりゃあな、そうだろうよ。だって君が使うタブレットはiPad miniだからこの白い専用SIMカードを使わないとダメなんだ。セブンイレブンで売ってる黄色いやつじゃダメなんだよ。コンビニなんか行かず、最初からキャリアショップへ来たら良かったのに。はい、もう10ドル払ってね」と言った。
なんというわからん殺しだろう。
私に出来る事といったら、白目を剥いて泡を吹きつつ10ドルを差し出す事だけだった。OMG…

会場のメルボルンパーク・ファンクションセンターは至る道が不案内かつ広大なので15分ほどウロウロ探し回ってしまった。
その間にプレイマットは即終了してしまい、余計な出費が嵩んだ。350枚という異例の少なさである。
既にスイス固定ラウンドのGP Warm Upイベントも始まってしまい、仕方なくラストチャンストライアルに出た。
3BYEがあるからトライアルはどうでもいいのが本心だけど、サイドの使い心地を試したくて仕方がなかった。
フリプに誘えないぼっちコミュ症の私はお金(参加費)を払って、マジックの相手をして頂くのである。
当然気が利かないからベスト4まで誰より早く大人気なく勝ち、事故2本で敗退した後は、ありがとうと言いつつ(くそっ)と思うべきところを逆にやってしまい、対戦相手に眉尻を下げさせながらソーリーと言わせる程に困ったちゃんなのである。
もちろんちゃんとフォローはした。Fワードだったら自分が死んでた。危ない危ない。
メルボルンのマジックパックは高い。
知り合ったバイヤー黄さんに話を聞くと、英語1パックが6ドルだ。
南米のように独占輸入が行われていて、ショップ間ではカルテルが結ばれているらしい。(公然の)秘密ね、と言われた。
パックがそんなにも高いから、現地の相場から見ると割安なサイドイベントのドラフトが盛況であった。

その後はデッキリストを提出して、頼まれ物を探し、大好きなFoiled Againにも参加せず、夕方前には会場を後にした。
のんびりホテルに帰って、美味いイタリアンを食べ、TripAdvisorでメルボルン内ではNo.1カフェであるチョコレートカフェに行った。
このカフェでは当初一口だけ何かを食べるつもりだった。しかし実際にオーダーしたチョコレートヘヴンというプレートセットは過去に類を見ないほどに美味いチョコレートのセットで、その名に偽りなく天国を感じた。めっちゃ美味い。

幸せのまま、就寝。


会場内でアジア系グループが遊んでいたゲームの紹介。
必要なもの:土地の束2個
ルール
・初手5枚
・普通のマジックのように土地を並べ、5色揃ったら勝ち
・ただし土地にはそれぞれ能力が付いており、以下の通り。
島 島1枚+セットしようとする同じ土地の計2枚を手札から捨てて、相手の土地をカウンター
森 セットするとリグロース、墓地から1枚戻す
平地 セットするとドロー1
山 セットすると1枚ランデス
沼 セットすると相手に1枚捨てさせる

サイドイベントがなかなか始まらないので、これを楽しそうにやっていた。
土地だけが並ぶので、モミールかと思った。


画像:ダイソー、驚きの全品300円。メルボルンがどれだけ物価高いかを知る一つの指標。
画像:35番線の無料トラム。こげ茶色のボロだけどよく走る。奥の白っぽいトラムは新しく、行き先が違うので有料。支払いはMykiというSuicaみたいなカードが必要。
画像:まさにヘヴン。ベルギーブリュッセル空港に寄った時に食べたチョコと甲乙付け難い。苺は甘さ控えめで薔薇の香りが強めのもの。温めたチョコレートと相性最高。1800円。
My MTG Great Journey GPメルボルン その1
My MTG Great Journey GPメルボルン その1
My MTG Great Journey GPメルボルン その1
深夜0:30にメルボルン空港に到着。
イミグレは5分で通過出来て喜んでいたら、預け荷物がなかなか来ない。
まさか…と思いながら30分以上待つと、ようやく出て来た。
荷物のロストはちょっとしたトラウマなので、感じなくて良いストレスを余計に感じてしまった。
空港から市内まではskybusという高速バスで行くのだが、これが往復30豪ドルと高い。普通のバスなのにシェアタクシーみたいなアルティメットプライス。
いや、バスだけじゃなくてそもそもメルボルンの物価が高い。
それだけに治安はかなり良く、レストランのレベルも高い。
英語喋ってるのに飯がうまいって、なんだかすごく違和感がある。
世界で一番住みたい街に選ばれたことがあるらしいが、稼ぎのいい白人様がのんびり暮らす街って感じかな。
きっとイギリス資本の会社で働いて、イギリス並に稼ぎがある人が、飯が美味くて遊びもあって治安が良くて、学園都市だから子供の教育も問題ないし、ああ最高だぜ!って暮らす感じなのでしょう。

午前2時過ぎにホステルに着いて、直ぐに寝た。
飛行機ではあまり眠れず、乗り継ぎも悪かったので非常に疲れた。

たっぷり6時間眠って起床。
シャワー浴びる前に確認するとレンタルタオル1枚5ドル、ドライヤーは無しと言われて「はあぁぁぁぁ?!!」ってなった。ホステル言えどもこれはサービス悪過ぎじゃないかな?
同じ部屋にはモンゴロイドの青年、酔っ払いの白人青年、顔を執拗に隠す女性との組み合わせになった。
マイアミの時みたいに楽しいメンツを期待していたら、すっげぇ素っ気ない挨拶and
無視で早くも雰囲気最悪。
こいつらもう知らんってなって一人で観光に行く。
とりあえずノルマのコアラとカンガルーを見に動物園に向かう。
途中、両替商・洗濯屋・スーパーマーケット・SIMカードなどを探し、生活の準備をする。
SIMカードは買えたけど、アクティベートがすっごく面倒で、ようやく終わったと思ったら、開通までに24時間かかりますとか表示されてブチ切れ。
OPTUSってキャリアなんだけど、多少割高でもヴォーダフォンの店舗で開通してもらった方が良かった。
開通しなかったらもう面倒だから今回はホステルのWifiだけでいいや。
動物園はだだっ広く、全部回ろうと思えば非常に疲れてしまう。
大人一人3000円、コアラが超ふてぶてしく、カンガルーは思ったより小型で、ライオンは死角に隠れて姿を見せない。まるで猫。いろいろ終わってる。
お前それサバンナでも同じくらい臆病なの?

帰り道トラムに乗っていると、ある大学前で300人弱の仮装した大学生が、学校隣のビアカフェに抗議デモをしていた。
漏れて聞こえる内容は「ビールが高い!安くして!」
…この国は日本以上に平和なんじゃないか?


画像:超ダルそうなカンガルー。ボクシンググローブも装着してないし、速く走るということもしない。完全にペット。
画像:亀の重さと比べよう。結果、勝ちました。亀、意外に軽いん。
画像:動物園内の日本庭園。しかし明らかに植物が違う。努力は認めよう。
GPクアラルンプール その後の観光
GPクアラルンプール その後の観光
GPクアラルンプール その後の観光
1月27日 月曜日
ショックで起きたくないけど昼過ぎにベッドから這い出て、電車を使い観光に出掛けた。
落ち込むことはいつでも出来る。観光は今しか出来ない。
候補はブトゥ洞窟、ピンクモスク、ブルーモスクだ。
KLセントラル駅に着いてどこに行こうかなーと思っていると、なんと土曜の夜に晩餐を共にしたワンさん御一行と会う。この人の多いKLセントラル駅でなんたる偶然。
聞けば彼らもどこか観光しようとノープランで駅に出て来たそうだ。
昼食を食べながらあーでもないこーでもないと日本語英語中国語が飛び交い、結局ブトゥ洞窟へ行くことになった。

KLセントラル駅から電車一本で行けるブトゥ洞窟の感想を一言で言うと臭い。
駅から降りてすぐにはゴミが散乱し、ドブ、残飯が入り混じり、大量の鳩がそこかしこに糞を落とす。インド人の迷惑坊主がパンの耳をばら撒くせいだ。
おかげで地面が糞で真っ白で、そこから逃げるように252段続く洞窟の階段を駆け上がった。段数だけでなく、この階段は高さが揃ってないうえ急な勾配で転落が怖い。
洞窟途中の階段にはサルが群生していて、韓国人観光客がドライマンゴーやポテトチップスで餌付けしていた。
猿達は自由気ままで、人間の手にしているものをなんでも奪おうとする。襲われて驚いた5歳ぐらいの子供や、お婆さんが高い階段から転落しそうになっていた。
動物の爪や牙で傷付いたら破傷風をはじめ感染症もあり得るのに、餌を与える奴は屑だと思う。
ブトゥ洞窟に登頂しても感動は薄かった。
やはりゴミが景観を損ねているのと、ひどい臭いが感動を削ぐ。
むしろ一刻も早くそこから立ち去りたいとすら思った。
ヒンドゥー教よりイスラム教の方が施設は綺麗そうなので、洞窟よりはモスクの方が良かったのかもしれない。

我々は疲れた足を癒し、臭いと汗を洗い流したいので、一同健康ランド的なところへ行った。
サウナに入り、ドクターフィッシュに足を啄ばんでもらい、タイ式マッサージで足腰が楽になってすっかりリフレッシュできた。
ドクターフィッシュはくすぐったいが、慣れると心地良い。
足の角質を取ると云うが半信半疑で、ついつい入り過ぎたら皮膚の薄いくるぶしの下辺りが食われ過ぎてヒリヒリした。かかとなんかはちゃんとツルツルになって効果はあると実感した。
一緒に入ってたワンさんは「いい事考えた」と言って、下半身全部を水に浸かり自らの秘部をドクターフィッシュさせようと試みたがなかなか魚が寄ってこない。
そうこうしているうちに巡回スタッフに見つかり注意され、我々は上がることを余儀無くされた。

世界のGPに出て思うのだが、海外のMTGプレイヤーにはインテリやアッパークラスが多い。
皆同世代なのに、上海人の羅さんはIT企業の重役だったか社長だったし、雷さんは原子力技術のエンジニアで普段は銃で武装した兵隊に囲まれながら中東をはじめとした世界中を移動している。
ワンさんはカードショップのオーナーで、クレジットカードが黒い…?!
結局朝まで騒ぎ、私の飛行機の時刻まで一緒に楽しんだ。
彼らとは北京でまた会えるのを楽しみにしている。
それから眠い目を擦りながら、LCCT行きのバスに乗り込んだ。

画像1枚目:ブトゥ洞窟の階段。30過ぎには軽い拷問。
画像2枚目:階段上部から町を見下ろす。見ろ、人がg
画像3枚目:朝方、タクシーから見るライトアップされたモスク。洞窟よりモスクの方が良さそう。次はモスク行こう。
GPクアラルンプール 日曜日
GPクアラルンプール 日曜日
GPクアラルンプール 日曜日
1月26日 日曜日
人生初の個人リミテ2日目の朝も会場近くのインド飯を食らう。
今日もシールド6回戦頑張るぞ〜、と意気込んでいたら席にはドラフトの用意が。
ベスト8の準備早すぎだよーと思っていたら、卓がたくさんある。
おいおい、何回ベスト8やれば気が済むんだよーと心の中で突っ込む。
本当に突っ込まれるのは自分であって、2日目のフォーマットはドラフト2回なのだ。知らんかった。
それから席に着き、環境後期で生涯初のテーロスドラフトを、GP2日目で開始する。
同宅のプレイヤー達をなめているとしか思えないが、これがリミテ嫌いの私なのだから仕方ない。もうI am I.なのだ。
1stPod 赤緑 1-1-1
2ndPod 緑黒 2-1
通算成績9-4-2で82位、これでGPクアラルンプールは終わった。
GP香港と比べたら成績は格段に向上し、3日間で目標のPWP300は超えたはずなので最低限のノルマは果たせた。
後は4敗2分のどこかひとつが勝ちになるか、負けの一つが引き分けであれば賞金圏内だったのに残念。

そして気が付くとiPhoneを落としていた。
香港で落としたのに、その時落とした原因となったポケットの浅いハーフパンツを履き続け、再び落とした屑だった。
「雑魚は罪だな」とは敬愛するKBR先生の名言だが、鳥頭も罪だった。
友晴や晴れる屋スタッフ勢、BigMagicの伊藤さん、日本のジャッジ勢の皆様に協力頂いて探したけれど、やはり出てこなかった。

その後、友晴、萩原さん、Dollさんとご飯をご一緒させて頂いたのに、自分の屑さに落ち込んであまり絡めず大変失礼致しました。
次のGPでは立ち直ってるはずなので、どうかまたよろしくお願いします。

この夜はフラフラの足取りでホテルへ帰った。

画像1枚目:ドラフト1卓め。
画像2枚目:ドラフト2卓め。さっきより弱い…
画像3枚目:インド飯屋。お世話になりました。

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俗

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